「ウクライナを応援したい。自分にも何かできることはないだろうか」
国内はもちろん、世界中の人々がそう思っているこの春です。誰でもできる支援や協力といえば寄付金。代表的ないくつかの窓口を紹介します。
直接寄付するなら在日ウクライナ大使館へ
厳しい状況にあるウクライナ政府やウクライナ国民を直接支援したい。いちばん早い方法は東京の在日ウクライナ大使館が2月25日にTwitter上で公表した寄付金口座に直接振り込むことです。わずか5日後の3月2日には6万件以上の寄付によって約20億円が集まったことがニュースとなりました。
・在日ウクライナ大使館寄付金口座
銀行名:三菱UFJ銀行支店名:広尾支店(支店番号:047)
口座種類:普通口座
口座番号:0972597
口座名義:エンバシーオヴウクライナ
クレジットカードでもウクライナへの寄付が可能
ウクライナからは隣国のポーランドなどに脱出している難民の方々がいます。難民を支援しているUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の日本窓口である国連UNHCR協会のホームページからは、ゆうちょ銀行やコンビニからの払い込み、Pay-easy(インターネットバンキング)の他、クレジットカードでの寄付ができます。寄付金はウクライナ及びヨーロッパ地域での救援活動に充当されます。
ウクライナの子どもたちへの寄付はユニセフへ
・日本ユニセフ協会
ユニセフ(国連児童基金)では2月25日よりウクライナ緊急募金の受付を開始しています。支払いはクレジットカード、インターネットバンキング、Amazon Pay、携帯キャリア決済(au/docomo/ソフトバンク)、コンビニ支払いのいずれか、もしくは下記のゆうちょ銀行募金口座への振替となります。
ゆうちょ銀行
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
※通信欄には「ウクライナ」と明記すること
※窓口での振込の場合は送金手数料が免除
日本赤十字社もウクライナへの寄付金を募集中
災害や紛争に遭った人々の支援に取り組んでいる日本赤十字社では「ウクライナ人道危機救援金」を募集しています。振込先はゆうちょ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行の各口座となっています。またコンビニ決済やPay-easyでの募金も可能です(日本赤十字社HPで事前登録が必要)。
ゆうちょ銀行
口座番号:00110-2-5606
口座名義:日本赤十字社
※通信欄には「ウクライナ人道危機」と記入すること
※窓口での振込の場合は送金手数料が免除
三井住友銀行 すずらん支店 普通口座 2787781
三菱UFJ銀行 やまびこ支店 普通口座 2105784
みずほ銀行 クヌギ支店 普通口座 0623471
※口座名義はいずれも「日本赤十字社」
※振込の際は日本赤十字社HPで「事前登録」を済ませておくこと。
この他、以下のNPO法人、国際NGO、企業などを介しても寄付が可能です。
- AAR Japan(難民を助ける会/認定NPO法人)
- セーブ・ザ・チルドレン(公益社団法人)
- ピースウィンズ・ジャパン(認定特定非営利活動法人)
- ADRA Japan(アドラ・ジャパン/特定非営利活動法人)
- グッドネーバーズ・ジャパン(認定NPO法人)
- 楽天グループ株式会社(楽天クラッチ募金 ※楽天ポイントが利用可能)
- ヤフー株式会社(Yahoo!ネット募金 ※Tポイントが利用可能)
ここで紹介したものの他にも寄付金の窓口はあります。自分が寄付したお金がどんな使われ方をするのか、少額でも寄付が可能なのはどこか、目的別にさがしてみるといいでしょう。ウクライナの人々に届くよう、思いの込もった寄付をしたいですね。
※寄付の際は振込先など、念のためしっかり確認してください
文・中野渡淳一
文筆業者。著書に『怪しいガイドブック~トラベルライター世界あちこち沈没記』『漫画家誕生 169人の漫画道』。この他「仲野ワタリ」名義で『海の上の美容室』「猫の神さま」シリーズ等小説作品多数。『moneyscience』では生活者目線及び最新トレンドの記事を中心に執筆。