暗号資産(仮想通貨)取引が注目を集めています。リスクや注意点はありますが、「値動きの幅が大きく投資目的で使える」「決済にも使える」といった点に関心がある方が多いのではないでしょうか。これから暗号資産(仮想通貨)取引を始めたい場合は、まず取引所や販売所で口座開設が必要です。そこで、今回はインターネット事業でもおなじみGMOグループの「GMOコイン」をご紹介します。
口座開設方法だけでなく、特徴やメリットも押さえておきましょう。
GMOコインとはどのような会社?
GMOコインは、GMOグループの1社となるGMOコイン株式会社が運営しています。法人設立は、2016年10月と暗号資産(仮想通貨)を扱う「暗号資産交換業者」の中では歴史が長い会社です。GMOグループには、FXや株式投資を扱うGMOクリック証券会社やFXプライムなどもあるため、安心して金融取引ができるでしょう。
また、インターネット関連会社のグループのため、インターネットを通じた取引のセキュリティも万全です。ここでは、GMOコインのその他の特徴を確認しましょう。
GMOコインの口座開設基準
GMOコインでは、口座開設基準を定めています。申込前すべてに該当するかを必ず確認してください。当てはまらない場合は、申し込みができません。
・日本国内に居住する20歳以上の個人であること・ご自身の責任と判断により、取引を行えること・各種約款、交付書面等の内容について承諾し、かつ電磁的交付を受けることに同意いただけること・外国の重要な公人(外国PEPs)でないこと・反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有しないこと・登録するメールアドレス又は電話番号が他のお客様のものと重複していないこと・当社に提供する登録情報に虚偽や誤記、記載漏れがないこと・ご自身のメールアドレスおよび電話番号をお持ちで、当社からの連絡にいつでも出られること 出典:GMOコインホームページ |
取扱銘柄が20銘柄
GMOコインでは、国内最多の20銘柄(2024年4月時点)の取り扱いがあります。どのような銘柄があるのかをご紹介します。
- ビットコイン
- イーサリアム
- ビットコインキャッシュ
- ライトコイン
- リップル
- ネム
- ステラルーメン
- ベーシックアテンショントークン
- オーエムジー
- テゾス
- クアンタム
- エンジンコイン
- ポルカドット
- コスモス
- シンボル
- モナコイン
- カルダノ
- メイカー
- ダイ
- チェーンリンク
GMOコインホームページでは、上記銘柄の各種チャートやレートを閲覧することが可能です。決済目的や投資目的のどちらのニーズにも応えてくれます。
GMOコインの口座開設方法をご紹介!
GMOコインの口座開設方法をご紹介します。提出書類についても詳しく解説しますので、口座開設手続きの際は、忘れずに準備しましょう。
アカウントの登録
GMOコインのホームページにある「口座開設はこちら」ボタンから入り、メールアドレスを登録します。Facebookアカウントからの登録や、Googleアカウントからの登録も可能です。登録したメールアドレスに「パスワード設定メール」が届きますので、パスワードの設定を行います。初回ログインを行ったら、電話番号登録と2段階認証の設定を行いましょう。
お客様情報の登録
ログインした会員ページから「お客様情報」「お取引に関する情報」を登録します。その後、本人確認手続きに進みます。氏名や住所などの申込者に関する情報だけではなく、「主な収入源」「現在の年収」「現在の金融資産残高」「暗号資産 現物取引の経験」を記入する欄もありますので、スムーズな手続きのために、手元に資料を用意して申し込みましょう。
本人確認書類の提出と審査
GMOコインの口座開設手続きでは、次の方法で本人確認を行います。
かんたん本人確認
スマホ限定のサービスです。スマホで本人確認書類・申込者の顔写真を撮影することで、本人確認をオンラインで完了させることができます。また、メンテナンス時を除き、最短10分で審査が完了するため、特段の理由がない限り、かんたん本人確認で提出するのがおすすめです。では、流れをご紹介します。
- 本人情報の登録後、「かんたん本人確認」を選択し、本人確認書類撮影サイトに入る
- サイト上で画面の案内通りに本人確認書類と申込者の顔写真を撮影する
- 申込内容、本人確認書類を審査し、承認されたらメールで口座開設コードが通知される
かんたん本人確認で使える本人確認書類は、次の通りです。いずれか1点提出してください。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
画像アップロード
かんたん本人確認を利用しない場合は、「画像アップロード」で本人確認書類を提出します。以下でご紹介する本人確認書類の中から、いずれか2点の提出が必要です。画像アップロードを選択した場合、郵送物があるため、口座開設までに3営業日以上はかかると認識しておきましょう。こちらも流れをご紹介します。
- 本人情報の登録後、「画像アップロード」を選択
- パソコンやスマホから本人確認書類2点を提出
- 申込内容、本人確認書類を審査し、承認されたら口座開設コードが記載された「口座開設のお知らせ」が郵送されます。
画像アップロード時に使える本人確認書類は、以下のものです。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- パスポート(日本国発行のもの)
- 各種健康保険証(記号・番号・保険者番号のマスキング要)
- 住民基本台帳カード(顔写真付き)
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書
- 印鑑登録証明書
- 在留カード
- 特別永住者証明書
外国籍の方の場合は、「在留カード」「特別永住者証明書」のいずれかの提出が必要です。
口座開設コードを入力する
審査が完了すると、「口座開設コード」が届きますので、ログインし「会員ホーム」画面で入力します。入力後、「口座開設」を選択してください。2段階認証を行ったら、口座開設手続きは終了です。
GMOコインで口座を開くメリットをご紹介
GMOコインで口座開設すると、どのようなメリットがあるのかを解説します。
取扱銘柄が多い
ご紹介した通り、GMOコインは取扱銘柄が20種類もあります。そのため、たくさんの中から好みに応じて選べる点が魅力です。複数の銘柄を持ちたいという場合もわざわざ他の会社で口座を開く必要がありません。
取り扱っているサービスが多い
GMOコインは、取り扱っているサービスが多い点もメリットです。自分の好きな取引や投資ができます。
サービス | 詳細 |
取引所 | 送付・決済に利用ができる現物を対象とした取引、2倍のレバレッジ取引ができる |
販売所 | シンプルな取引画面で、暗号資産(仮想通貨)の取引ができる少額からでも可能 |
暗号資産FX | 価格の上昇・下落、いずれであっても利益が狙える2倍のレバレッジを効かせた取引が10銘柄で行える |
つみたて暗号資産 | 毎日、または毎月決まった日に決まった金額の暗号資産(仮想通貨)が自動購入できるワンコインからの積み立てが可能 |
貸暗号資産 | 契約者が保有する暗号資産(仮想通貨)を一定期間GMOコインに貸し出し、賃借料を受け取れるサービス最大年率3% |
ステーキング | ステーキング対象の暗号資産(仮想通貨)を保有していれば、ステーキング報酬を受け取ることができる |
API | プログラムを使い、取引環境の構築ができる |
手数料が0円
GMOコインでは、各種手数料が0円です。そのため、手数料を気にしながら取引・投資する必要はありません。手数料不要となるのは、以下の4つです。
- 口座開設手数料
- 即時入金手数料
- 暗号資産送付手数料
- 出金手数料
入金手数料・出金手数料については、さらに詳しくご紹介します。
入金手数料 | 出金手数料 | |
日本円 | 即時入金:無料※振込入金の振込手数料は契約者負担です | 出金:無料※大口出金は400円かかります |
暗号資産(仮想通貨) | 無料※マイナーに支払う手数料は契約者負担です | 無料 |
条件によっては、費用がかかる場合もあるため、事前に確認しましょう。
取引ツールが選べる!
GMOコインは、スマホアプリやパソコンから取引ができます。また、暗号資産(仮想通貨)投資上級者はチャート機能にも注目してください。それぞれの特徴を確認しましょう。
スマホアプリ「GMOコイン暗号資産ウォレット」
現物売買やレバレッジ取引などをアプリ内で行うことが可能です。画面もシンプルで初心者向けの「ノーマルモード」、高機能チャートやアラート機能、ヴィジェットを備えた「トレーダーモード」の2種類から選べます。
モードの切り替えは、アプリ内からいつでも可能です。はじめは「ノーマルモード」に設定しておき、暗号資産(仮想通貨)取引に慣れてきたら「トレーダーモード」に変更するという使い方もできます。
WebTrader
取引所(レバレッジ)取引専用のツールで、パソコン専用となっています。1つの画面で「板」「高機能チャート」「歩み値」の確認が可能です。また、「注文」も同画面上で行えます。チャート確認と注文で画面を移動しながら操作する必要がないため、タイミングを逃さず注文を出すこともできるでしょう。Windows、macOSのどちらにも対応しています。
TradingView
多くの投資家に親しまれている分析プラットフォームです。多彩な描画機能やインジケーターを搭載しています。自分が好きなチャートを簡単に作成できる点は、大きなメリットです。以下のライン描画やインジケーター、足が確認できます。
ライン描画(抜粋) | トレンドライン、水平ライン、垂直線、円ライン、平行チャネル、フィボナッチ・リトレースメント、ギャン、ピッチフォーク、エリオット波動など |
インジケーター(抜粋) | 移動平均線、MACD、RSI、EMA、プライス出来高トレンド、ストキャスティクス、モメンタム、ボリンジャーバンド、一目雲、出来高オシレーター、加重移動平均線、Williams アリゲーターなど |
足種類 | 全12種類(1分、5分、10分、15分、30分、1時間、4時間、8時間、12時間、1日、1週間、1ヵ月) |
出典:GMOコインホームページ
安心のGMOインターネットグループ
GMOコインは、GMOインターネットのグループ会社です。GMOインターネットは、東証プライムに上場しているため、企業としての安定感は抜群といえます。「暗号資産(仮想通貨)を取引する会社を探しているけれども、よく知らない会社は不安」という方にもおすすめです。また、GMOインターネットグループには「GMOクリック証券」という金融関連企業もあります。
金融取引にも精通した企業グループのため、問題も起きずスムーズに取引が進められることが期待できるでしょう。
GMOコインで開催中のキャンペーンについて
GMOコインでの口座開設を検討しているならば、キャンペーン期間を狙うのがおすすめです。そこで、2024年4月現在のキャンペーンをご紹介します。
暗号資産(仮想通貨)の購入で毎日10人に1,000円が当たる
「販売所」または「つみたて暗号資産」で暗号資産(仮想通貨)を1回以上購入した契約者の中から毎日抽選で10名に現金1,000円がプレゼントされます。GMOコインで取り扱いのある全銘柄が対象です。同キャンペーンは、別途エントリーが必要です。エントリーしていない場合は、対象とならないため、注意しましょう。
エントリー状況や抽選結果は、ログイン後の「会員ページ」→「キャンペーン」「販売所」内で確認可能です。当選していた場合、「キャンペーン」「販売所」内「当選金受取」ボタンを押して受け取りをします。手続きが完了すると、当選金が契約者口座に反映されます。当選金は、当選から7日以内に受け取ってください。その期間を経過した場合は、当選無効です。
2024年4月時点で、終了期間が決まっていないキャンペーンのため、ぜひ積極的にチャレンジしましょう。
GMOコインの口座開設手続きは非常に簡単!最短10分で取引が可能に!
GMOコインは業界でも最多となる20銘柄の暗号資産(仮想通貨)取引ができる取引所です。決済だけでなく、投資目的で暗号資産(仮想通貨)を持ちたい場合も対応しています。「これから暗号資産(仮想通貨)取引を始めたい」「すでに取引しておりさらに取引を広げたい」など、幅広い方が満足して利用できるでしょう。また、口座開設手続きもすべてインターネット上で行えます。
スマホで本人確認書類および申込者の顔写真を撮影するだけの「かんたん本人確認」を利用すれば、最短10分で口座開設ができ、取引開始も可能です。郵送物の受け取りもありません。なお、2024年4月現在行われているキャンペーンは、終了時期が決まっていません。今のうちに口座開設し、キャンペーンにエントリーしてはいかがでしょうか。
文・田尻宏子