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投資家30人に調査!投資初心者におすすめの証券会社ランキングを発表!

これから投資を始める初心者さんにとって、まずぶつかる壁が「証券会社選び」。自分に合った証券会社は?初心者に親切な証券会社は?などの疑問を抱えている人も多いはず。今回は実際の投資経験者30人のアンケート結果から、ランキング形式でおすすめ証券会社を紹介します。リアルな口コミも多数ありますよ!

【初心者必見】おすすめ証券会社ランキング&口コミ

早速、初心者におすすめ証券会社とリアルな口コミを紹介していきます。

おすすめ証券会社1位:SBI証券

第1位は、ネット専業の証券会社「SBI証券」。取り扱っている商品の種類も多く、株式や投資信託以外にも、外国株式・海外ETF、先物オプションなど多数。つみたてNISAの対応数は業界でも最多クラス。

ネット証券の定番!手数料が安い商品も多く品揃えされている。投資信託のランキング形式で日々確認できるため、不安にならずに投資できる。種類も豊富にあり、絞り込み検索を使えば、自分の投資スタイルに合った商品を簡単に探すことができる。

口座管理料がかからないので気軽に始められる点、投資商品の数の多さ、手数料の低さ、キャンペーン、ポイント還元率など総合的な項目を考慮してもネット証券会社の中で1番使いやすいと思います。アプリが使用しやすく売買しやすい点も魅力です。

とにかく手数料が安いです。サイトが見やすく、またアプリ画面も操作しやすいです。銘柄選びも、星野数でオススメ度などがわかるため、初心者にも選定しやすいかと思います。スマホ1つあれば、月々の積み立て額の変更や銘柄変更なども簡単にできました。投資初心者なら、小額から気軽に始めてみるのも良いかと思います。

大手モール証券会社であり安心感がある。手数料も安く国内外問わず、取り扱い銘柄も多い。クレジットカードでの投資還元もよい。PCサイト、アプリ共に使いやすい。またMy資産から自分の現在の資産が確認できる。資産が増えたかどうかも、一目で見て分かりやすい。確認するのが楽しくなる。投資には楽しさが重要!

手数料が他社と比べてとても安い。商品やキャンペーンによっては手数料無料あり。投資情報やアプリも充実している。証券マンと相談せずに一人でトレードする方向け。積立NISAやジュニアNISAはほとんどの商品が無手数料なので利用する価値あり。またSBIネット銀行を利用する事で為替取引のコストを安く抑えることも可能。

しっかり説明が書かれていて、投資初心者への配慮がなされています。また手数料も安く手始めには大変導入しやすい証券会社だと思います。今の時代、基本的な株についての考え方は、ネットでも確認できます。だからこそ、自分なりの取引の方法を学んだ上で、SBI証券を活用すれば、有利に株の取り引きができると考えます。

利用者数も多く、有名ということだけでも安心感があります。実際に使い始めてから、あっという間に1年以上。Webの他にアプリもあり手軽に利用できるので、スキマ時間に使いたい主婦の方にもおすすめです。

コスト最安です。また、クレカ決済でポイント還元がありますし、保有資産額に応じてポイントが付与されます。投資信託などにかかってくる信託報酬をペイする事が可能になるからです。肝心な投資商品も、投資クラスごとに最も豊富です。今の時代は、もうネット証券一択ですね。

SBI証券で口座開設する方法を紹介!気になる開設までのスピードは?SBI証券で口座開設する方法について解説します。なるべく早く取引が始められる申し込み方法、本人確認書類に使えるものについて確認していきましょう。また、取り扱い商品の種類が多いなどのSBI証券を選ぶメリットについても紹介します。...

おすすめ証券会社2位:楽天証券

楽天経済圏ユーザーにメリットの多い楽天証券。月々100円から投信積立ができる点や、楽天ポイント投資があること、手数料のリーズナブルさに高評価。初心者ガイド動画などもあり、投資初心者に寄り添った証券会社と言えるでしょう。

ネガティブな要素としては、2024年の9月より、クレジットカードによる投資信託積立の還元率が減少することが挙げられます。一部の投資信託に関しては、1%から0.2%に。ただ、こういった面を差し引いても、人気の証券会社です。

初心者が最初に感じるのは、口座開設のわずらわしさだと思います。自分も投資初心者でしたが、楽天カードや楽天市場などを普段使いしていた為、個人情報入力などが不要で、少しは口座開設の手間が省けました。

また、毎月貯まる楽天ポイントを自動的に振替することもできます。身銭を切って投資するという感じではないので、お試し感覚、あまり損をしたくないという人には良いと思いました。

銘柄が豊富で無料有料のアドバイスも充実しています。積み立てをするのなら自動取引も可能で、簡単な手続きで開設できるのも良いです。特に楽天市場などで買い物した際に付与されるポイントが100ポイントあれば、気軽に投資が始められます。さらに、投資で楽天ポイントも増えるのでオススメです。

元々楽天市場ユーザーでした。つみたてNISAを毎月33,333円しています。楽天クレジットカード引き落としにすると、ポイントも貯まります。さらにポイントは、支払いに充てられるため、よりお得度が高いと感じます。

楽天証券は手数料も安いですし、初心者ガイド動画も楽天証券サイトに貼ってあります。初心者にわかりやすいように、手続き方法がかなり細かく記載されています。実際私も今年から利用していますが、すぐに手続きできました。

楽天銀行と一緒に使うのがおすすめ。楽天証券と楽天銀行間でお金が自動入出金できるマネーブリッジをするだけで、楽天銀行の金利が0.1%に上がります。

また、楽天経済圏を使うことによってポイントなども効率的に貯まっていきます。使っているユーザーも多く、困りごとがあっても、調べるとすぐに解決策がわかる点も便利です。

楽天ポイントを使っての投資が可能。証券口座を開設する際のキャンペーンも豊富です。金融商品数も多く、自身のライフスタイルに合わせて選ぶことができますよ!株主優待や配当金もわかりやすいです。

楽天会員は、口座の開設もカンタン。セキュリティに力を入れている証券会社のため、安全だと感じています。サイトやツールも見やすく、初心者に親切なデザインです。

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おすすめ証券会社3位:LINE 証券

単元未満株「いちかぶ」や、業界最低水準の現物取引手数料に注目が集まる「LINE証券」。LINEアプリを使っている場合、トーク画面からそのまま移動できます。管理画面のユーザビリティの高さは業界No.1との声も。複雑な画面よりもシンプルな画面を好む初心者向きです。

複数の証券会社に口座を開設しました。その理由として「運用成績の見やすさ」「管理画面のユーザビリティの高さ」を比較することが挙げられます。LINE証券は、普段使っているチャット画面から遷移できるため、かなり使いやすいです。

また、フォローしている企業や投資信託に動きがあったときや動きがありそうな時には、LINEで通知してくれるため、タイミングを逃す心配がありません。

正直、初心者にとっては、そもそも管理画面を見ることが面倒&難しいです。最初はやる気があっても、アプリやサイトを開くことさえ億劫になってしまいます。シンプルな画面と最低限の機能で、初心者の「面倒」を減らしてくれるのがLINE証券だと思います。

1株単位で購入できるため、従来の証券会社と比べて初期コストを大幅に落とすことができます。またアプリが非常にわかりやすく、ゲーム感覚でできます。初心者にピッタリ。キャンペーンなどに惹かれ、複数の証券会社の口座を持っていますが、頻繁に取引をしているのはLINE証券だけです。

LINEポイントを使って株が買えるので失敗しても怖くない。増えればラッキー。投資に依存することがなく、気軽に楽しく株を始めることができる。LINEで「今が買い時」などの通知が来るため、ずっと画面を見続ける必要がないのも便利です。

おすすめ証券会社4位:日興フロッギー

SMBC日興証券提供の投資サービス「日興フロッギー」。最低投資額100円から、期間限定dポイントの使用OKなど、投資を始めやすい環境が整っています。ただ、アプリが用意されていないことや投資信託が買えないことをマイナス評価する声も。

一番のおすすめポイントは、現金を使わずにdポイントで日本株式やETFを購入できるところです。しかも、キャンペーンなど獲得した期間固定のdポイントも使用できます。

ホーム画面のレイアウトがすっきりしていて、スマホでの売買等の操作もしやすいです。個人的に老眼が少し入っていますが、それでも見やすいです。

きちんと投資を覚えたいなら、SBI証券だと思います。でも分散投資でETFを揃えるとなると、少なくとも100万円はいるでしょう。運用資金100万円以下でETFの運用を実験したいなら、「日興フロッギー」がおすすめです。100円で20種類以上のETFを運用できるため、相場の波の感覚を掴むのにちょうど良いと思います。dポイントもフル活用しています。

おすすめ証券会社5位:野村證券

「それ、野村にきいてみよう」のフレーズでお馴染みの野村證券。ブランド力では圧倒的のため、今回のアンケートでも堂々の5位に。ネット・電話で取引はもちろん、実店舗での取引も可能です。多額の資金を運用する場合は、実店舗に行くべきとの声も。

日本で一番大きな証券会社ということもあり、抜群の安心感があります。また、自宅近くに支店があるので、ちょこちょこと相談に行くと親身になって相談に乗ってくれます。投資情報も提供してくれるので、初心者にはとても付き合いやすい証券会社です。

私の場合はユーザー登録もしているので、セミナー情報やアンケートなどのポイント付与などのサービスがあり、Quoカード等も貰えるので長く付き合っております。

日本最大手の証券会社であり、信頼できる会社であること。情報量が豊富で、必要な投資情報はインターネットで入手可能などツールがそろっていること。証券会社主催のセミナーや法人企業のオンラインセミナーも充実していること。

支店網も充実。初心者はまず最寄りの本支店に出向き、投資相談窓口で必要な情報を入手するのがおすすめ。

少数派の意見もご紹介!

せっかくなので、他の少数派の意見もご紹介しておきます。下記コメントは、あくまで口コミではありますが、ピンと来る内容があれば、ご自身でさらに詳しく調べてみてください。

「大和証券」です。証券会社の相談員に相談するコースと、相談せずに自分でするコースと選択できます。オンライントレードで相場やニュースなども都度確認可能。不安な場合、店頭で口座開設する際に、ニーズに合わせたコースを説明してもらうこともできます。きちんと自分が納得した上で選べるのは便利。

「アイネット証券」です。自動売買システム「ループイフダン」があるから。システムを使用すれば、放っておくだけで24時間自動で売買してくれます。ずっと下降し続けない限り(波がある限り)利益が出るようになっていますので、初心者にも大変オススメです。

ミニ株のある「マネックス証券」です。他社では「1株は購入手数料無料」というサービスはありますが、マネックス証券の場合、1株以上99株未満であれば、何株購入しようとも手数料が無料です。初心者でも、気軽にミニ株から投資を始められます。ミニ株に興味がある方におすすめです。

「西村証券」です。大手証券会社と比べ、一人ひとりに寄り添ってくれる印象。投資初心者向きの証券会社だと思います。

投資初心者が自分に合った証券会社を選ぶ方法

投資の先輩たちによる、人気の証券会社を紹介しましたが、実際のところ多くの人が求めているのは「自分に合った証券会社」ではないでしょうか。人気が高い証券会社は安心なイメージも強いですが、ただそれだけで決めてしまうのは不安ですよね。

ここからは具体的な選び方について、下記の順番に解説していきます。

  1. 取扱商品(豊富?自分が求めている商品は取り扱っている?)
  2. 手数料(他のと比べて安い?)
  3. ポイント制度(あれば嬉しい)
  4. サポート体制(困ったときにすぐに相談できる?)

1:取扱商品

せっかくいい証券会社を見つけたと思っても、自分が投資したい商品がなければ意味がありません。ラインナップには、次のようなものが挙げられます。

  • 投資信託
  • 単元未満株(ミニ株)
  • 外国株
  • 信用取引
  • FX

また、つみたてNISAやiDeCoを検討している人は、対応しているかどうかも合わせてチェックしておきましょう。どちらも運用益が非課税となる税優遇があります。大きな違いは、iDeCOは最低投資額が毎月5,000円から。そして老後資金を目的としているため、原則60歳まで引き出しができません。つみたてNISAの場合は、最低投資額は決まっていません。

2:手数料

株の売買に発生する手数料は、できるだけ安くあってほしいもの。手数料の金額と合わせてチェックしたいのが、手数料の形態です。

大きくは「1約定制の手数料」「1日定額制の手数料」に分けることができるため、自分の取引回数に合わせて選ぶと良いでしょう。

ネット証券の場合、口座管理手数料が発生しないことが多いです。そのため、複数の証券会社で口座を開設した上で、使い分けをしたり、使い勝手の良い証券会社を選んだりするのもひとつの方法です。

3:ポイント制度

次は、ポイント制度の有無です。なくても困らないものですが、あると嬉しいポイント。証券会社ごとに、貯められるポイントは異なります。

証券会社対応ポイント
SBI証券Tポイント Pontaポイント Vポイント
楽天証券楽天ポイント
SMBC日興証券dポイント
auカブコム証券Pontaポイント

新規口座開設時、特定の取引時にポイントが貯まることが多いです。また、ポイントを使って投資したり、手数料を支払ったりすることも可能です。

ポイントに関するルールは、各証券会社により異なります。また、証券会社側のルール変更により、ポイント付与率が変更となったり、対象となる取引が減少したりすることも考えられます。ポイント制度は、投資家にとって嬉しいものですが、ポイント制度の内容ありきで証券会社を選ぶことは好ましくありません。

「他の条件が整っている、かつポイントが貯まって嬉しい」ぐらいの認識で捉えることをおすすめします。

4:サポート体制

投資初心者にとって、実際に運用を始めてみるとわからないことが出てくるのは、当然のことです。ここでチェックしておきたいのは、サポート体制の内容。そして、自分が求めるサポートは、どういったものか、洗い出す必要があります。

「相談しながら運用方法を考えたい」人にとっては、対面での相談も可能な証券会社が好ましいでしょう。野村證券やSMBC日興証券であれば、相談内容にもよりますが、専任担当者がつくこともあります。

また「問い合わせは、メールやチャットが基本。対面は求めない」場合は、問い合わせ対応時間も要チェック。楽天証券の場合、一般的な質問に限るとの条件付きですが、24時間AIチャットが対応してくれます。

投資初心者よくある質問と回答

Q.初心者向け株投資ができる証券会社は?

A.「SBI証券」「楽天証券」「LINE証券」が人気ベスト3です。手数料も安価、システムの安定性も高く、サービスも充実している点が評価のポイントです。

Q.有価証券とは?

A.有価証券とは、そのもの自体に財産的価値を持つもの。株式、債券、小切手などのことです。

Q.株はどこで買うのが一番おすすめ?

A.おすすめは、SBI証券、楽天証券ですが、自分の投資スタイルにより向き・不向きがあります。複数の証券会社で口座を開くことができますので、口座開設し、取引しながら自分に合ったものを見つけていきましょう。

Q.証券窓口のおすすめは?

A.対面での相談、アドバイスを求めるなら「野村證券」「大和証券」「SMBC日興証券」がおすすめです。ネット証券には、基本的に店舗、窓口は設けられていません。

まとめ:投資初心者&自分に合った証券会社を探そう

今回は、実際の投資家アンケートをもとに、人気の証券会社をランキング形式で紹介しました。人数が増えても、順位にはそれほど違いが出ないところが面白いものです。

高い人気を誇るSBI証券。「取扱商品多数」「手数料が安い」「つみたてNISAにも対応」「ミニ株OK」「IPO取扱豊富」など、メリットが多数。特に手数料をできるだけ安く抑えたい人にとっては、よりおすすめできる証券会社です。

一方、メンテナンスの頻度が高いことやスマホでの取引が複雑であることなどを問題視する声も。ただ、安定した運用のためにはメンテナンスは必要ですし、取引に関しても慣れの部分もあると考えます。

今回アンケートに答えてくれた方の中にも「複数口座を開設している」との声がありました。投資初心者としては、一度に複数の口座を開設することに抵抗があり、一番いいところをひとつだけ!と思うかもしれませんが、やってみなければ自分に向いているかどうかは分かりにくいもの。まずは、気になった証券会社の口座開設からやってみましょう。

文・柚月朋子

フリーランスとしての経験やポイント投資からスタートした経験を活かし、年間200本以上の記事を執筆・監修。投資初心者にわかりやすい記事執筆が目標。