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【2024年】不動産投資初心者必見!絶対読まないと損するおすすめ本9選+α

不動産投資を始めたい!でも何から勉強すればいいのかわからない!という人に、まずおすすめしたいのは「本」です。さまざまな本が出版されており、名著もあれば、ダメダメな本もあるのも事実。どれが正しくどれが間違っているのか?と混乱する人も多いのでは?本記事では、本気でおすすめできる本を厳選して紹介しています。

不動産投資初心者がまず読むべき9冊はコレだ!

早速、不動産投資初心者がコスパ良く知識を吸収できる本、9冊を紹介します。

不動産投資 成功の秘密をキミに教えよう

一級建築士の資格を持った著者である田口宏さん。建設会社の役員を25年も務めた後、不動産投資の本を読んで決起。資産0から9年間で不動産資産20億円、不労所得2億円を実現した実績をお持ちです。

不動産投資に関して建築士の目線から投資に切り込み、確実に成功するノウハウを会得。本書では億単位の物件を買いたいと考えている人が最短で成功していくための、持っている資産を10倍にするためのあれこれを知ることができます。

収益性と節税を最大化させる不動産投資の成功法則

著者である藤原正明さんは、自身で不動産経営をしながら、全国で資産運用コンサルティングをしている方。本書では不動産投資の重要な観点であるエリア・指標・物件・融資・管理について成功するノウハウを解説。

さらに投資を検討している人がどうしたいのか、資産形成なのか、本業以外の収益確保なのか、節税したいのか、などの目的別に事例を紹介しています。カテゴリごとに解説や事例がある点もポイント。自分に合った不動産投資を見つけたい方におすすめの本です。

元証券ウーマンが不動産投資で7億円

著者は大手証券会社・野村證券に務めていた元証券ウーマンさんの八木エミリーさん。株式投資の知識はあったものの、不動産投資については知識0だったそうです。そこから不動産投資を始めて5年で資産7億5000万円にまで増やした実績をお持ちです

本書では不動産投資で大事な計画力・成功力・営業力・交渉力・行動力・投資力の6つについて徹底解説。知識が全くない不動産投資初心者でも安定的に資産を増やせる方法を学ぶことができます。

7日でマスター 不動産がおもしろいくらいわかる本

不動産投資初心者の方にとっては、「不動産=専門性が高く難しい」というイメージがあるかと思います。たしかに不動産は専門性が高い分野ではありますが、何も難しい知識ばかりというわけではありません。

本書は不動産に関して知識がない初心者の方に最初に読んでいただきたい1冊になっています。不動産を売りたい、買いたい、不動産業界で働きたい、将来のために勉強しておきたいなど、不動産関連の基本的な内容が網羅されています。楽しく、詳しく、わかりやすく、7日間で不動産の基本知識を身につけることができます。

1冊で投資を網羅するというよりは、入門書として活用するのが良いでしょう。この本を読んだ上で、不動産投資を始めるか、別の投資方法を探すか考えるのもひとつの方法です。

初心者から経験者まですべての段階で差がつく!不動産投資 最強の教科書

不動産投資の経験が全くない、完全初心者向けの本です。これから不動産投資を始めようと考えている方に読んでいただきたい1冊。「不動産投資とは?」といった不動産投資の概要の説明から順番や用語等の説明まで丁寧に解説。「教科書」と銘打っていますが、全編Q&A形式で読み進めやすくなっているので、本を読むのが苦手という方でも読み進めやすいです。

初心者から経験者まで100人の投資家の「実際に投資をはじめる前にこれを知っておけばよかった」「これを知らなかったから苦労した」という本当に必要な情報が満載!著者の実失敗談なども包み隠さず掲載されています。

不動産鑑定士としての著者の視点でとてもわかりやすく読みやすい内容となっています。

金融リテラシーが高まりつつある現代ですが、まだまだ不動産投資は全然イメージができないという方も多いのではないでしょうか。イメージが難しいことから「不動産投資は危ない」と考える方も少なくないと思います。

でも、この本を読むことで不動産投資とは何かをリアルイメージできました。多くの方が最初に読むおすすめ本としても紹介しているため、一度は読むべきです!

100万円からできる「地方・ボロボロ一戸建て」超高利回り不動産投資法

本書は地方に特化した不動産投資について書かれた本です。不動産営業マン兼投資家である著者が地方の不動産投資に関して、穴場の見つけ方や清掃・リフォームに関するノウハウを紹介。地方の物件は借り手が少ないというイメージがあるかもしれませんが、逆にライバルが少ないというアドバンテージがあります。

初心者にもわかりやすい解説で内容としては高評価ではありますが、著者の投資経験などの事例紹介がない点はマイナス評価。ただ、初心者が知識をつけるには十分です。実例なども学ぶために、+αでもう何冊か本を読んでさらに知識を補填するのがおすすめです。

世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生

不動産投資をしている方が何度でも読み返せる、まさに「教科書」な1冊。どんな不動産を買えばいいのか、どの地方・地域がいいのか、リスクを最小限に抑えるには、など初心者が抱えそうな悩みについて解説。物件選びから不動産の契約前の流れ、購入後の空室対策などのノウハウが紹介されています。

ただ少し専門用語の使用が多いので、本当に初心者だと内容がわからない部分が多い可能性があります。本書は不動産投資の1歩を踏み出す初心者向けの本であることは間違いないのですが、その前に基礎専門用語を勉強するために別の本などを読んでおくとより一層内容がわかりようです。

不動産投資を副業の一つとして考えた時に、この本を読みました。失敗しない物件の選び方から、買い付け、契約、管理、売却など、不動産投資の入門書として、初心者に簡単にまとめて書いてある本です。不動産投資をしなくても色々勉強になる本です。

専門用語が多い不動産関連業界の言葉について、一体どういうことなのか噛み砕いて説明してくれているのがありがたかった。また仲介業者についても、本を読み、実際業者と接してみて本当にキチンとした所からいい加減な所まで玉石混交だと実感。いい業者の選び方が分かりにくことを身をもって実感しています。

図解入門ビジネス 最新不動産ファンドがよ〜くわかる本[第3版] 

資産運用の手法として、最近特に注目を集めている不動産ファンドの活用を解説している本です。不動産投資の仕組み、ファンド組成の流れと構造などの初歩的なところから、主要なプレイヤーの役割、年金マネーとの関係とちょっと踏み込んだ内容を網羅。図やチャートを使ってわかりやすく解説しています。

タメになるコラムや専門用語集とコンテンツも充実。読み進めている途中でわからないことが出てきたら、すぐにその場で調べることができます。不動産投資の初心者におすすめです。

図解即戦力 不動産業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書

不動産投資の初心者はもちろん、経験者も必ず知っておいたほうがいいのが「不動産業界の仕組み」です。自分達が投資しようとしている「不動産」とはそもそもどのようにして造られるのか。市場にどのように売り出され、賃料の設定や管理、証券化はどうなっているのかなど「不動産業界」についてフルカラー図解入で解説しています。

業界自体を知れば、不動産投資をする際の視野も広がり、経験者の方には今までと違った視点を与えてくれるでしょう。投資のノウハウなどはありませんが、基礎知識を蓄える意味でおすすめの一冊です。

不動産投資初心者が失敗する理由は?始め方と押さえるべきノウハウ全公開不動産投資初心者が成功するために何から始めればいいかをポイントごとに解説。失敗の理由や具体的な始め方などをわかりやすくアドバイス。メリット・デメリットやよくある質問と回答も掲載。将来の資産形成や相続税対策、節税などを考えている人向けの記事。 ...

不動産投資経験者が最初に読んだ1冊【リアル口コミ】

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

初版本はリーマンショック前の不動産で不労所得を得ることがお金持ちになるためのストーリでしたが、今回の改定版はリーマンショックの不動産暴落後。世界情勢の変化に対応できる、不動産投資の心構えにも役立つ内容です。

おすすめの理由

経済状況がいい時だけではなく、実際の不動産が暴落する時代にも、不動産投資をするためのコンセプトが丁寧に説明されているので不動産投資の前に読むべき本だと思いました。特に資産と負債の違いは、どの時代でも通じるお金儲けのための必須科目です。

投資に対する考え方が大きく変わりました。単にリスクをとってハイリターンを取りにいくという事ではなく、資産と負債の違いをはっきりさせ、負債をうまく活用することにより、資産をうまく運用していくことを理解できた。

卒サラの教科書

不動産投資の細かいテクニックを指南する一冊ではなく、本業以外の収益を作るためのスタンスを説明している本。リストラや老後2000万円問題、そして人生100年など、サラリーマンだけの給料だけで生きていくことが難しくなった時代に備えて、不動産という形で不収入を得ようという一冊です。

おすすめの理由

特に役に立ったと思うのは、タイトルの通り「卒サラ」を意識し他ものであり、決して逃げるような「脱サラ」ではないという考え。そのために現状のサラリーマンという立場を逆に利用して、不動産投資を行うメリットを教えてくれました。僕と同じサラリーマンには、特におすすめしたい1冊。

コツコツ月収80万円! 主婦大家“なっちー”の小さな不動産投資術

パート主婦である、なっちー(舛添菜穂子)さんが、少額投資で初めた不動産投資で収入を得る術を紹介している本です。章立てが整理されているため、初心者が幅広く入口の情報を知るのには非常に読みやすい本として人気です。

おすすめの理由

不動産投資と聞くと、マンション・アパート・駐車場経営程度と思いがちでしたが、1部屋運用など、区分所有などの選択肢もあるのだと気付かされました。不動産投資に対する新しい発見があり、考え方を柔軟にすることができました。

まずはアパート一棟、買いなさい!

不動産投資では、都心のワンルーム投資を勧められることが多いです。一般的には、管理会社に任せっぱなし。確定申告など、一定期間以外は、手を加える必要がないと思われがち。都内ワンルームマンション投資は、おそらくその典型でしょう。

しかし、この本が薦めているのは、アパート経営。しかも関東近郊の木造アパート、もしくは、都内築古木坊アパートといった一般的に敬遠しがちな物件。難易度が高く、真っ先に条件から外しがちなものこそ、不動産投資のスタートに適していることを理論的に説明してくれています。

おすすめの理由

この著書ではニッチな要望こそ、不動産投資の活路だと説明。ニッチな要望を叶える物件こそが東京近県の木造アパート、もしくは築古アパートだと説明してくれています。

物件を借りる人の要望に応える経営者目線の物件購入、リフォーム方法なども掲載。一般的な不動産投資法よりも手がかかり、本気で挑まないと失敗する可能性が高いけれど、だからこそ大きく成功できるんじゃないかと夢を抱かせてくれました。

不動産投資の本を選ぶ3つのポイント

不動産に関するさまざまな本を紹介してきましたが、ここからは選び方のポイントについて解説します。

ポイント1:投資の経験から選ぶ

「不動産投資をこれから始めたい」「興味がある」といった初心者の場合は、細かなルールやノウハウを学ぶ前に、全体像を把握することをおすすめします。専門用語をひとつずつ理解する時間がもったいないため、初心者向けにわかりやすく書いている本が良いでしょう。

「初心者向け」「はじめての不動産投資」などのタイトル、表紙を参考に、1冊は目を通しておくべきです。

基本的に知識を身に付け、実際に不動産の購入を検討する段階になれば、中級者向け、上級者向けへとアップグレードしていきましょう。

ポイント2:投資対象から選ぶ

不動産投資の基本を押さえた前提の話になりますが、不動産投資とひとことで言っても、投資対象はさまざまです。

移住用かオフィス用か、一軒家かマンション・アパートか。中古か新築か、都市部か地方かなど、分類方法はさまざまであり、それぞれのメリット・デメリットが存在します。すでに具体的に投資対象が決まっている人は、体験談に基づいて書かれた本を探してみましょう。

もちろんデータに基づく一般論や知識は重要ですが、単にノウハウだけを学んでも仕方ありません。基本知識をしっかりと理解した上で、具体的な体験談を読み込んでおきましょう。

ただし、全てを鵜呑みにする必要はありません。一連の流れを理解すると共に、現実的な内容かどうかを考えた上で読み進めるようにしましょう。また体験談に関しては、ブログを読むのもおすすめです。

ポイント3:本の構成・作者から選ぶ

根本的な部分にはなりますが、普段本を読みなれていない人、活字に苦手意識がある人が、活字が多い本を選んでも読み進めるのは難しいでしょう。

不動産投資の本も、図解やイラストが多いタイプや、マンガ形式のものも数多く出版されています。ネットで本を購入する際も、必ず中身を確認した上で買うようにしてください。

同時に、作者の好みで選ぶこともひとつの方法です。特に、最近人気の不動産投資家の1人が、もふさん。もふもふ不動産のブログを運用し、2024年には「ニューノーマル時代の自分で稼ぐ力」という本を出版されています。

株式投資からスタートし、2000万円以上の利益を出したのちに、不動産投資をスタート。「稼ぐ力を身につけたい」と思う人の多さを痛感した上で、情報発信を決意。

上記のおすすめの本の中には入れていません。その理由は、もふ社長の本は、ご自身でも述べている通り「地図の作り方」を伝える本だからです。いきなりこれを読めばO Kというよりは、基本知識は別の本で得た上で、モチベーション維持、自分の人生を改めて検討するために役立てるのがベストだと感じています。

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本以外で初心者が不動産投資を学びたい場合

ここまでは本による勉強を紹介しましたが、勉強方法はひとつではありません。本で基礎知識を身につけた後は、本では学べない知識を得ることも重要です。

不動産投資セミナーに参加する

本は、基本知識を得るには最適ですが、「最新情報」「地域の特性」には弱い部分があります。鮮度の高い情報を得たい場合や実践を通じて学びを深めたいといった場合は、セミナーへの参加を検討してみましょう。不動産会社のセミナーの場合、基本的に参加費無料です。

ただし、セミナー内容は、不動産会社によって大きく異なる点には注意が必要です。不動産会社は、得意・不得意が分かれる分野です。そのため、自分が投資する物件と、真逆の内容(例:中古物件をイメージしているなら新築など)も、参考として聞きに行くといいでしょう。

また、まだ全く投資したい分野が決まっていない状況であれば、複数の不動産会社のセミナーに足を運び、自分なりに考えをまとめていくことをおすすめします。

YouTubeで学ぶ

YouTubeにも、さまざまな不動産投資に関する動画が投稿されています。例えば、本サイトでも何度も紹介している、リベ大・両学長の動画チャンネルであれば、【お金の勉強不動産投資編】の第1回から順番に、不動産投資について学べるようになっています。

動画チャンネル「もふもふ不動産」の場合は、不動産投資リストを順に再生するのがおすすめ。第1回「不動産投資って何なのか?」から、第20回「アパートを買ったけど、なんで融資を使うのか?Cash is king!」まで、全20回公開中です。

株式投資の場合、銀行からの借入は難しいですが、不動産投資の場合は借入も可能。そのメリットやデメリットなども詳しく説明してくれています。

不動産投資はちゃんとやればおもしろい

不動産投資自体は、仮想通貨などと比べると、はるか昔からあるビジネスです。もちろん、不勉強のまま勘と運だけで成功するビジネスではありませんが、「怖そう」「難しそう」という先入観だけでやめてしまうのはもったいないと言えるでしょう。

「楽して儲かることはない」と理解した上で、今回紹介した本やセミナー、YouTubeなど、自分にとって学びやすい方法を見つけ、実践に移していくことをおすすめします。

文・柚月朋子

フリーランスとしての経験やポイント投資からスタートした経験を活かし、年間200本以上の記事を執筆・監修。投資初心者にわかりやすい記事執筆が目標。