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超初心者が楽天証券で資産運用を始めてみた!証券会社の選び方【2】

資産運用の超初心者であるフリーランスの女性が資産運用を開始

1回目の記事では、資産運用の基本、つみたてNISAとiDeCoの違いについて整理しました。2回目となる今回は、証券会社選びについてのポイントと、私が楽天証券を選んだ理由について紹介します。

超初心者が楽天証券で資産運用を始めてみた!つみたてNISAとiDeCo、どちらを選ぶ?【1】資産運用の超初心者であるフリーランスの女性が資産運用を開始。つみたてNISAとiDeCoの違いやメリット、デメリットを記載。最終的につみたてNISAを選んだ理由も紹介。2022年5月からのiDeCoの変更点についても触れています。自らの経験に伴う投資初心者に役立つ記事。...

つみたてNISAのための証券会社選びのポイントは?

つみたてNISAを始めるにあたって、まずやるべきことは「証券会社選び」です。ただし、つみたてNISAの場合、次の3点は、どの証券会社を選んでも無料です。

  • 口座開設費用
  • 管理費用
  • 対象商品の購入手数料

無料は嬉しいですが、これだけ聞くと「じゃあ、どの証券会社も一緒?」と適当に選んでしまいそうです。ここで注意!つみたてNISAは、原則として1人につき1口座しか開設できません。金融機関の変更自体は可能ですが、どうやらとても手間がかかるようです。

すでにつみたてNISAとiDeCoを始めている私の知人も「別々の証券会社で開設して後悔してる。同じところで始めればよかった。でも、変更が面倒でそのまま放置中」と話していました。

取扱商品が豊富

2024年10月31日時点で、金融庁がつみたてNISAの対象商品と認めているのは、216本です。ただし、全ての証券会社・金融機関が216本全ての商品を取り扱っているわけではありません。

既に買いたい商品が決まっている場合は、その商品の取扱があるかどうかを調べておきましょう。私のように、全くイメージがわかないといった人は、とりあえず取り扱っている商品数が多いところを選んでおくと無難です。

ちなみにつみたてNISAは、ネット証券会社だけでなく実店舗を持つ金融機関でも始めることが可能です。金融庁の公式サイトには、つみたてNISA取扱金融機関一覧ファイルが掲載されています。(Excelファイルのため、一度ダウンロードが必要です)

2024年11月時点で掲載されている金融機関数は、599社!この数には、ちょっと驚きました。地元の銀行や信用金庫、農協の名前もあります。

最低積立額が低い

次にチェックしたいポイントは、毎月の最低積立額です。つみたてNISAは、その名の通り、毎月少しずつ積み立てを行うシステム。私の場合100円からのスタートを考えていることや、将来つみたてが厳しい状況に陥ったときも、低い額に抑えながら続けることができればありがたいなというのが本音です。

ただ、資金に余裕がある人は、そこまで気にしなくても良いポイントかもしれません。

ポイントサービスの内容

最優先事項ではないものの、一応チェックしておきたいのがポイントサービスの内容です。三井住友カードとSBI証券、楽天経済圏と楽天証券など、それぞれ相性の良いクレジットカードやサービスがあります。

私がつみたてNISAに楽天証券を選んだ理由

最終的に、私が選んだのは楽天証券です。決め手となったのは、次の4点でした。

  • 取扱商品数が多い(183本)
  • 最低積立額が100円
  • 楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」がある
  • 普段から楽天経済圏を利用

クレジットカードで決済できることや、積立額に楽天ポイントが使用できる点も便利だと感じました。積立設定可能額は、つみたてNISAの場合、毎月100円〜33,333円です。マネーブリッジにより300万円までの預金は、0.1%金利になる点も魅力です。

取扱商品数や最低積立額だけを見た場合、SBI証券、松井証券、auカブコム証券と楽天証券の条件はほとんど同じです。ただ、私は、三井住友カードも所有しておらず、携帯電話会社もauではありません。一番、日常生活の中で恩恵を受けやすそうなこと、初心者に対するサポートもある程度充実している印象から、最終的に馴染みがある楽天証券を選びました。

楽天証券のキャンペーンもチェックしておきます。エントリーを忘れないようにしないと。

初心者Aさん

「2024年の楽天証券のサービスの改悪」については気になりませんか?

確かに楽天証券に関しては、2024年4月・9月にポイント制度等が改悪され、話題となっていました。

投資信託の保有残高に応じた毎月のポイント付与が、最初に到達した1回のみに変更されていたり、マネーブリッジの優遇金利が一律0.1%から、300万円を超える分は0.04%に変更されていたり。確かに好ましいことではありませんが、「昔はそうだったのか」と思うのみ。

前回の記事内に投稿した写真に記載されていた「20万円を1年間預けたら2,005円の利息がついていた時代」を見るのと同じ感覚です。残念ながら時は戻りません。ただそれだけ!

今後も「改悪」はあっても「改善」は難しいのではないかと思います。だからこそ、早く始めることが大事なのですね。いよいよ次回は、実際に申し込んでいきます!

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文・柚月朋子

フリーランスとしての経験やポイント投資からスタートした経験を活かし、年間200本以上の記事を執筆・監修。投資初心者にわかりやすい記事執筆が目標。