株取引を始めるならば、なるべく手数料が低いところがおすすめです。DMMも手数料が低い証券会社として知られていますが、口座開設の手続きはどのようにして行うのでしょうか。
この記事では、DMMで口座開設の申し込みをする方法、そして、取引開始までの流れについてもご紹介します。
株取引でDMMが選ばれる理由とは?
株取引をする際、DMMを選ぶメリットはどのような点でしょうか。
手数料が低い
DMMで取引する大きなメリットは手数料を低く押さえている点にあります。業界最安値水準に抑えている手数料は次の表の通りとなっています。
約定代金 | 手数料(税込) |
~5万円以下 | 55円 |
~10万円以下 | 88円 |
~20万円以下 | 106円 |
~50万円以下 | 198円 |
~100万円以下 | 374円 |
~150万円以下 | 440円 |
~300万円以下 | 660円 |
300万円超 | 880円 |
DMMの手数料は非常にシンプルになっており、1約定ごとにかかる仕組みとなっています。では、比較のために他のネット証券会社の手数料についても確認してみましょう。
約定代金 | 手数料(税込) |
10万円以下 | 110円 |
10万円超20万円以下 | 198円 |
20万円超30万円以下 | 275円 |
30万円超40万円以下 | 385円 |
40万円超50万円以下 | 495円 |
50万円超100万円以下 | 成行:1,100円指値:1,650円 |
100万円超 | 成行:約定金額の0.11%指値:約定金額の0.165% |
10万円以下の比較的少額の取引でもDMMの手数料の方が低くなっています。
また、DMMでは月末時点の取引手数料を翌月DMM口座にキャッシュバックするという方法で25歳以下の契約者を対象に国内株式現物手数料を実質0円としています。若年層でこれから株取引を始めたいという方にもおすすめです。
※26歳になる月の月末までの約定分がキャッシュバック対象
初心者から上級者まで使いやすい取引ツールがある
株取引をする際に、今までの値動きや企業情報を分析しながら売買をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。DMMではシンプルで画面が見やすい「DMM株 STANDARD」があります。個別銘柄の決算情報やコーポレートアクション情報を見ながらの取引が可能です。
さらに、株取引上級者のためには「DMM株 PRO」「DMM株 PRO+」があります。高機能テクニカルチャートや多くの注文機能があり、取引スタイルに合わせ画面をカスタマイズできる優れものです。
主にスマホで取引する投資家のためにはスマホアプリもあります。1つのアプリの中で、難しい用語や複雑な操作がない初心者向けの「かんたんモード」とチャートや板情報も見ることができる「ノーマルモード」を切り替えることが可能です。
DMMの取引ツールで投資初心者から上級者まで、どのようなレベルの人でも満足度の高い取引が実現するでしょう。
DMMの口座申込条件とは?
DMMの口座申込条件、そして口座開設までの流れ、必要書類についてご紹介します。
DMMで口座の申し込みができる人
DMMで口座開設申込ができる人について、主な条件を確認しておきましょう。
申込可能年齢 | 満20歳以上75歳未満 |
その他 | 株取引のリスク、商品の性格、仕組み・ないようについて十分理解していること自身でインターネットを通して取引・確認・管理が行えること自身専用でかつパソコンまたはスマートフォンで利用できる電子メールアドレスを保有していること(他の人との共有アドレス不可)DMMからの電子メールまたは電話で常時連絡を取ることができることなど |
DMMはネット専業の証券会社です。そのため、パソコン・スマホ操作が不自由なくできることが条件となります。
DMMの口座開設までの流れを紹介
DMMの口座開設までの流れは次の6つのステップです。詳しく見ていきましょう。
1.DMM株ホームページから申込フォームに入ります。
2.口座開設の種類の「個人」「法人」の中から当てはまるものにチェックを入れたら
「お客様情報」の入力をしてください。名前・性別・国籍・生年月日・住所等以外にも、職業や財務状況についての質問もあります。
投資目的や投資経験についての質問もあります。
3.申込入力の中には「特定口座を開設する・しない」の確認もあります。特定口座については以下をご覧ください。
特定口座を開設する | 証券会社が1年間の損益を計算し、年間取引報告書を作成特定口座を開設し「源泉徴収あり」を選択すると、譲渡益から税金が源泉徴収される。「源泉徴収なし」の場合は投資家が年間取引報告書をもとに確定申告で納税を行う |
特定口座を開設しない(一般口座) | 証券会社が損益計算を行わないため、投資家が行う必要がある。 |
4.信用取引口座、NISA口座を同時に申し込みたい場合は申込フォーム内でチェックを入れます。
5. 契約締結前交付書面、各種重要事項を確認し、承諾のチェックを入れたら送信です。
6.申込フォームを送信したら、本人確認およびマイナンバー確認書類を提出します。確認書類の提出方法は以下の5通りです。
スマホでスピード本人確認 | 申込完了画面に記載のURLにアクセスし、画面の指示に従って確認書類と申込者の顔写真を撮影するだけで提出完了です。いちばん早く口座開設ができる本人確認方法です。 |
アップロード | 本人確認書類とマイナンバー確認書類をデジタルカメラ・スマホで撮影し、画像をアップロードします。 |
メール | 本人確認書類とマイナンバー確認書類をデジタルカメラ・スマホで撮影し、メールで送信します。 |
FAX | 本人確認書類とマイナンバー確認書類をコピーしFAXで送信します。文字がはっきり見えるように拡大コピーが必要です。FAX番号はDMM株公式サイトに記載されています。 |
郵送 | 本人確認書類とマイナンバー確認書類のコピーを郵送します。郵送先はDMM株公式サイトに記載されています。 |
なお、「スマホでスピード本人確認」で利用できる本人確認書類は次のものに限られます。
- マイナンバー「個人番号番号カード」
- 運転免許証
- 在留カード
「スマホでスピード本人確認」であれば、最短即日取引開始可能です。なるべくならば、この方法を利用しましょう。
6.申込内容や本人確認書類・マイナンバー確認書類に不備がなければ、審査に入ります。審査が終了したら口座開設完了です。メールまたは郵送でログインID・PWに関する情報が通知されます。口座開設完了メール(もしくは郵送物)に記載のURLへアクセスし、本人認証を行います。
本人認証まで完了すれば、すぐに入金および取引が開始できます。
本人確認書類・マイナンバー確認に使えるものとは?
証券会社で口座を開設する際は、本人確認書類やマイナンバーが確認できる書類が必要です。DMMではどのような書類が使えるのかを確認しましょう。
パターンA | マイナンバー「個人番号カード」(両面) | |
パターンB | マイナンバー通知カードもしくは全面を確認できるマイナンバー 記載の住民票の写し | 顔写真付きの本人確認書類を1点(裏面に記載がある場合は表裏両面)運転免許証パスポート(2020年2月4日以降発行のものは不可)在留カード住民基本台帳カード特別永住者証明書 |
パターンC | マイナンバー通知カード | 顔写真がない本人確認書類を2点(裏面に記載がある場合は表裏両面)各種健康保険証住民票の写し(マイナンバー記載なし)印鑑証明書 |
パターンD | 全面を確認できるマイナンバー記載 | 顔写真がない本人確認書類を1点(裏面に記載がある場合は表裏両面)各種健康保険証印鑑証明書 |
マイナンバー「個人番号カード」であれば、本人確認もマイナンバー確認も1枚で済ませることができます。
DMMの口座開設で気になること
DMMで口座開設をする際に気になることがあるならば、事前に確認しましょう。ここでは、よく疑問に挙がる「口座開設の審査基準」「信用取引の口座開設」について解説します。
DMMの口座開設審査基準について
証券会社で口座開設を申し込んだ場合、口座開設可否の審査がありますが、DMMでは審査基準について公表はしていません。
DMMの信用取引口座開設についても要チェック!
現物株取引以外に、信用取引を始めたいと考えている方もいるかもしれません。DMMで信用取引を始める際は、次の2パターンがあります。
- 証券総合口座と一緒に、信用取引口座を開設
- 証券総合口座開設後に、信用取引口座を開設
まだ株取引に慣れていない方は証券総合口座で現物株取引に慣れてから、信用取引口座を開設するのがおすすめです。
なお、信用取引口座開設時の審査基準も証券総合口座同様に公開されていません。もし、口座開設が見送りになった場合、再度申し込みたいのであれば、カスタマーセンターに連絡してください。
DMMの口座開設キャンペーンについて
2024年12月現在、DMMで行われている口座開設キャンペーンは以下の通りです。
・口座開設した人の中から抽選で2000円をプレゼント
毎月の口座開設完了者の中から抽選で10名に2,000円のプレゼントがあります。
・口座開設登録完了で1ヵ月間手数料無料
口座開設完了日から1ヵ月間、国内株式の取引手数料が無料となります。手数料無料期間は約定日基準です。
DMMの株取引で注意しておきたいところ
DMMは手数料が低い、25歳以下であれば手数料無料で現物株取引ができるというメリットがあります。しかし、投資信託や債券、米国株以外の外国株の取り扱いをしていません。もし、投資信託の取引を希望する場合は、別に他の証券会社で口座を開設する必要がありますので注意してください。
なお、上場投資信託「ETF」(国内・米国)やREITの取り扱いはあります。
ネットで気軽にできるDMMの口座開設申込
DMMは「手数料が低い」「充実した口座開設キャンペーンがある」という点からおすすめの証券会社です。また、DMMの口座開設申込はネットで簡単に行えます。本人確認書類やマイナンバー確認書類の提出方法も「スマホでスピード本人確認」「アップロード」「メール」「FAX」「郵送」という5つの方法から選ぶこともできます。最短で申込当日中に口座開設ができるという点もなるべく早く取引を始めたい方におすすめといえるでしょう。
ただ、口座開設時の審査基準については公開していません。特に信用取引口座開設の際は気を付けてください。そして、取扱商品も「国内株」「米国株」「ETF」「REIT」などに限られており、他の証券会社では取り扱いがある「投資信託」「債券」は扱っていません。これらのことに留意して口座開設申込を行ってください。