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【断言】投資初心者が読むべき本17選!おすすめ本で勉強を始めよう

本記事では、投資初心者向けの本の中からおすすめできるものを一挙紹介!2024年時点での最新情報を厳選しています。「投資本のバイブルを探している」「投資本の名著が知りたい」といった声に応える内容です。書籍選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

「お金」「資産」に関する知識をつける本

投資を始める前に、初心者がまずやるべきことは、「資産運用」に対する正しい知識を身につけることです。今の自分の資産と向き合うことはもちろん、貯めることや増やすこと、資産を守ることなど、さまざまな角度から「お金」について考えてみましょう。

本当の自由を手に入れるお金の大学

お金に関する基本的な情報を網羅している本です。すでに90万部以上売れているため、注目度も抜群。「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」の力を順番に身につけることの重要性が書かれています。

段階を踏んで理解できるため、投資初心者にとっても安心です。また、携帯電話会社を乗り換える、保険を見直すなど具体的な内容も書かれているため、自分にできそうなことから始めてみましょう。基本以外にも、インデックスファンドや高配当株式、不動産投資などの資産運用についての解説もあります。

誰も教えてくれないお金の話

家計・住宅ローン・保険・年金・資産運用・出産・子育てなど、各ライフステージを切り口にした解説が人気の本です。イラストが多く、活字に苦手意識がある人にも読みやすいでしょう。

「お金が貯まらない」「保険って本当に必要?」「老後が心配。2,000万円なんて貯まらない!」など、お金に対する悩みや不安を抱えている人必見です。

臆病者のための億万長者入門

「確実に儲かる方法」を探している人に、まず読んでほしい本です。「臆病者のための億万長者入門」では、確実に儲かる話がないという、少し寂しいような現実を伝えてくれます。ただ、だからといって投資をするなという話ではありません。

株式だけでなく、生命保険や投資信託、年金や宝くじに至るまで幅広いお金の仕組みについて触れている本であり、正しい知識を得ることの重要性も理解できます。読了のタイミングで、投資をする上では、メンタルの安定も大切だと気づくことでしょう。

新版 知らないと損する 池上彰のお金の学校

有名なジャーナリストの池上彰さんが、お金に関する内容をわかりやすく解説。投資だけでなくキャッシュレスや仮想通貨にも触れているため、今の「お金」「資産運用」に関する内容を幅広く学ぶことができます。

特定の分野に特化して書かれているわけではないため、経済の入門本として捉えるのがおすすめ。その上で、自分が気になる分野に対しては、別にもう一冊専門書を選んでみましょう。

投資に対するイメージが変わる本

まずは初心者にありがちな「投資=怖い、怪しい、大変そう、自分には無理」といった概念を変えてくれる本を紹介します。

未来なき日本から助かるための投資の教科書:低迷する日本で豊かになるためのやさしい投資

日本は経済が低迷しており、普通に働いているだけでは老後の不安が拭えないようになってきています。諸外国では投資で老後の資金を賄ったりしますが、日本はまだまだ投資に関してギャンブル的なイメージがあり、投資に対して後ろ向きな人が多いのが現状です。

本書では、投資で大切なことは知識であることを説明。お金を減らす方は知識がない方であり、逆に言えば知識がある方は堅実にお金を増やしていることを紹介し、投資に必要なデータや知識を解説しています。

放置しておくだけでふつうにお金が増える投資術

「投資は難しい」というイメージだけでなく、「投資は大変そうだ」と思っている方が多いと思います。ほとんどの人は投資をすることで副収入などを得て生活を豊かにしたいと思っているはず。それなのに1日何度も株価をチェックしたり、値動きを分析したりして時間をかけるのは本末転倒!

本書では自分の時間をたくさん使って投資をするのではなく、“お金に働いてもらう”という発想の投資の手法を紹介。シンプルだけど損を最小限に抑え、最大利益を生み出す方法を解説しています。

マンガ 恋する株式相場

大人気マネー雑誌「ダイヤモンド・ザイ」で連載されている漫画「恋する株式相場!」の単行本。かわいい絵柄とわかりやすい解説で、知識ゼロの初心者でも読みやすいと好評です。単行本化にあたってデータは全て発刊時の最新のものに更新。

漫画なので読み進めやすく、「勉強はしたいけど本を読むのが苦手」という方におすすめの1冊です。マネー雑誌だからこそできる投資家へのインタビューや投資の舞台裏なども掲載。初心者だけでなく、投資経験者でも楽しめる内容になっています。

世界一面白くてお金になる経済講座 知識ゼロからはじめる投資のコツ

著者である南祐貴さんは、毎日辛くて苦しいサラリーマン生活を20代の頃に送っていたそうです。そんな生活から脱却するために、投資でお金を増やすことを決意。それから投資で成功するために日経新聞を読みまくって、お金・投資・経済などの知識を獲得。その結果、投資に成功するに至りました。

わかりやすい的確な解説とユニークなキャラクター性で人気を集めている著者。本書では、知識のない初心者の方でも、わかりやすいように説明。簡単に面白く経済について学び、世界一「安全確実」にお金持ちになる方法が紹介されています。

ジェイソン流お金の増やし方

「Why Japanese people!?」でおなじみの芸人・厚切りジェイソンさんが手掛ける本。お金に関する著書は初めてにも関わらず、すでに30万部を突破しているベストセラーです。

どうしてお金が貯まらないのか、どうやってお金を増やせば良いのか悩んでいる投資初心者向けの情報が満載。簡単にできる節約や資産を増やすための投資など、お金を増やして人生を豊かにするためのヒントを得ることができます。コラム「『良い借金』と『悪い借金』」など、読み物も充実です。

ながら投資生活

世界的に個人投資家が増えており、日本でも個人投資家は増加傾向にあります。しかし預貯金主義大国である日本ではまだまだ「投資は怖い」、「お金がなくなる」というイメージが強く、世界的に見れば個人投資家の数はまだまだ少ないです。

本書では、誰でも簡単に楽しく投資をスタートできる「ながら投資」をご紹介。「ながら投資」は、投資への間違ったイメージや先入観を正し、投資の知識がない人々が投資に踏み出すハードルを下げ、リテラシーを向上させるために作られました。実際に投資をするのに足踏みをしていた方の背中を押してくれる1冊です。

「つみたてNISA」に興味がある人向け

国が推奨している「NISA」。中でもつみたてNISAは、初心者にもおすすめとして注目を集めています。つみたてNISAに興味がある人向けの2024年最新おすすめ本を紹介します。

ほったらかしで1000万円を貯めよう!「つみたてNISAの基本」

「つみたてNISA」って何?「投資」って何?という超初心者の方向けの本です。アマゾンプライム会員であれば、読み放題対象のためお得です。資産形成の重要性、つみたてNISAのメリット、デメリットなどが解説。ページ数自体は少ないものの、本当の基本・基礎を軽く学ぶには十分といえます。

【令和4年最新版】証券アナリストが推奨するつみたてNISA超入門

タイトル通り、本書はつみたてNISAに特化した内容になっています。投資未経験者が「負けない投資」をするためにつみたてNISAを推奨。つみたてNISAを始めるにあたって知っておきたい知識などが解説されています。

簡単にわかりやすく説明されているので、忙しい日々の中、スキマ時間で読むことができますよ。日本はまだまだ貯蓄主義大国。投資になかなか踏み出しづらいと思う人は少なくありません。しかし投資は、始めるのが早ければ早いほどいいものです!「貯蓄から投資へ」と、意識を変えるきっかけになりそうな1冊です。

最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい

2024年3月に発売された最新版。201本の「つみたてNISA」の中から、本当に買っていい9本を厳選し紹介している本です。お金を大きく育てるための「長期・分散・投資」の基本に基づく投資の基本は、必ず目を通しておきたいもの。

そのほか投資信託の裏知識や投資信託を選ぶときのポイントなど、つみたてNISAを始める前に知っておくと損を防げる情報が満載です。

ワンランク上の投資を目指したい人向け

投資の基本をある程度理解した上で、もう少し上を目指したい人向けの本を紹介します。

オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!

本書の著者は日本株式の配当専門投資を行っている現役サラリーマンです。昨今、米国など海外の株式などに投資する手法を紹介している本が多々ある中、本書では日本株式をおすすめしています。高配当の株に投資し、保有するだけの簡単投資を解説。すぐに億万長者になれる方法ではなく、長期投資で時間をかけてゆっくりお金持ちになっていくノウハウを紹介しています。

「18年投資をしてたどりついた「死ぬまで持ちたい銘柄17」や、「もしも私が今、ゼロから配当投資をスタートするなら」などの具体的かつ、体験談を元にした解説がされているので、銘柄選びに迷いがちな初心者投資家の助けになってくれます。

勝ってる投資家はみんな知っているチャート分析2

本書は初心者の中でも、ワンランク上の投資をしたい方向けの1冊。第一段の「勝ってる投資家はみんな知っているチャート分析」が好評につき、本書は第二弾となっています。億単位の利益を出すトレーダーの方からも推薦を受けたそう。

投資に欠かせないチャート分析の魅力やさまざまな分析法を紹介。漫画や図解を多用しているので、読みやすくシンプルでわかりやすいという評価もありました。チャート分析の用語やQ&Aなどもあるので、読み進んでわからないことがあった際の情報補完もしやすくなっています。

ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理

個人投資家であれば、インデックスファンドへの投資が最適だと述べている本です。他の投資方法と比較した上で、インデックスファンドの優位性について丁寧に説明。本の中では、さまざまな分析方法が出てくるため、ある程度の知識を持ち合わせた初心者でなければ、理解に苦しむかもしれません。

インデックス投資自体を「面白みがない」「大儲けは無理だ」と述べる人もいます。しかし、インデックス投資を「負けないための投資方法」と捉え、コツコツ続けていこうと思える本です。

株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版

銘柄選びのバイブルとして人気の一冊。「ファンダメンタル投資」の理論について、詳しく紹介されている本です。基本的用語の解説はもちろん、割安株の判断方法、将来の企業の成長性予測方法といった具体的な内容が書かれているため、説得力があり、実用性に長けています。

「なんとなくわかっているつもり」で投資を進めている人は、一度原点に立ち返る意味でも読んでみるといいでしょう。

投資を始める前にやるべきこと3つ

ここからは初心者が投資を始める前に、確認しておくべきポイントを紹介します。

  • 投資の知識を得る
  • 予算・目標を決める
  • 少額投資から始める

投資の知識を得る

ここでのポイントは「正しい知識」を得ることです。そもそもの情報が間違っていた場合、大きな損失につながる可能性が高いです。セミナー、書籍など、信頼できるところから情報を入手しましょう。

「上場確実な情報を教えます」「元本を保証します」「金融庁の関係者ですから、安心してください」などの言葉で話を持ちかけてくる人物は、詐欺的な投資勧誘をおこなっていると考えていいでしょう。

投資予算・目標を決める

毎月の手取り収入から生活費を引き、自由に使えるお金を導いた上で、その中で投資に使用する金額を決定します。

同時に、投資をする目的・目標金額も考えましょう。住宅購入の頭金、老後資金、子どもの学費など、理由はなんでも構いません。特に目的はないといった人も、目標金額は決めておきたいものです。

ある程度の目標がある方が、自分の中での投資ルールを決めやすくなります。

少額投資から始める

リスクを抑え、投資経験を積むことができると投資初心者におすすめの「少額投資」。いくら本を読み、シミュレーションをしたとしても、実際の投資となると緊張やプレッシャーを感じる人も多いものです。

数百円、数千円単位で始める場合、心理的ハードルも下がります。取引自体に少しずつ慣れていきましょう。

投資初心者向けの本に関するよくある質問

投資初心者にとって、わからないことも多いもの。ここでは、よくある質問について解説します。

Q.本は1冊読めばいいですか?

A.いいえ、必ず複数冊読んでください。まずは中身に目を通し、「基本用語や株式投資について書かれた本」「つみたてNISAの銘柄の選び方が書かれている本」など、自分のレベルと知りたい内容に合わせて選びましょう。

読む本が少ないと、筆者の考え方に強く影響されてしまいます。初心者のうちは、特に幅広い視野を意識することが重要です。

Q.本に書いてある内容がよくわかりません。

A.内容が理解できないときは、自分の今のレベルと本の内容が合っていないことが考えられます。専門用語の意味がわからない場合は、基本に立ち返るのがおすすめです。

また、本の内容はわかるものの、投資のイメージができない場合は、少額投資から始めてみましょう。頭の中で考えているだけではわからなかったことが、腑に落ちるはずです。

Q.本以外の投資の学び方を知りたいです。

A.セミナーに参加する、YouTubeで動画を視聴するといった方法があります。ただし、インターネット上にある情報は、全てが正しいものであるとは限りません。また「絶対儲かる方法を教える」といった怪しい誘いを受けることもありますが、高確率で詐欺である可能性が高いため、注意してください。

Q.本を読んだ後、どうすれば学びを活用できますか?

A.まずは投資を始めることです。証券会社に口座を開設し、少額取引から始めてください。本に書いてある通りに物事が進まないこともあると思います。それでも、実際に経験を積み、自分で考えることで本での学びが活きていきます。

投資本はいつも手元に置いておこう

初心者にとってバイブルともいえる投資本。今回紹介した本も、読んだ後、手元に置いておきましょう。

投資経験を積んだ後に読み返してみると、さらに納得できたり別の意図に気づいたりと、新たな発見があるはずです。

文・柚月朋子

フリーランスとしての経験やポイント投資からスタートした経験を活かし、年間200本以上の記事を執筆・監修。投資初心者にわかりやすい記事執筆が目標。

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