「仮想通貨のビットコインはどこで使えるの?」「ビットコインを使えるところがわからない」こうした方も多いでしょう。本記事では使える実店舗やオンラインショップを紹介。また、実店舗・オンライン共に使えるビックカメラでのビットコイン決済方法もわかりやすく解説しています。
【2024年3月】仮想通貨のビットコイン(BTC)が使える店一覧
「ビットコインが使えるお店が近くにない!」とお困りの方がいらっしゃるかもしれません。でも、仮想通貨のビットコインが使える店は、どんどん拡大中なんです。
まずはビットコイン(BTC)が使えるお店について紹介します。
店舗
- ビックカメラ(家電量販店)
- コジマ(家電量販店)
- ソフマップ(家電量販店、パソコンショップ)
- H.I.S(旅行サイト/都内9拠点33店舗で利用可能)
オンラインショップ
- ビックカメラ.com(ビックカメラのオンラインショップ)
- DMM.com(電子書籍、オンラインゲーム、DVDレンタルなど)
- bitFlyer(ビットコインで買い物ができるネットショップ)
- amaten(電子ギフト券売買サイト)
- デジケット・コム(マンガ・ゲームなどの二次元総合ダウンロードショップ)
ビックカメラでビットコインの支払いをする方法
世界で最も有名な仮想通貨と言っても過言ではないビットコイン。しかし、これまでは「使える場所がない」「使いたい店が対応していない」との声もたくさんありました。
しかし2017年7月には、家電量販店のビックカメラが全店舗にてビットコインでの支払いをスタートさせています。ここからは、ビックカメラでビットコインでの支払いをするための一連の流れを解説します。
ビットコイン決済のための準備
ビックカメラ実店舗にてビットコイン決済をするためには、次の3点が必要です。
- bitFlyer(ビットフライヤー)の口座とウォレット
- 商品購入に必要な分のビットコイン
- 決済するためのスマホ(QRコードを読むために必要)
オンラインショップは、bitFlyer以外の取引所を使っている人も利用できます。
【ビックカメラ実店舗】ビットコインでの決済方法
まず、店舗決済の方法です。ビットコインでの決済方法は、実はとても簡単です。
- ビックカメラに入り欲しい商品を手にしたら、ビットコイン決済専用レジに行く
- bitFlyerのアプリで購入のためのQRコードを読み込む
- 金額を確認し、問題なければ支払いを進める
- ビットコイン決済完了
- レシートを受け取る(決済時の時価がレシートに記載)
【ビックカメラオンラインショップ】ビットコインでの決済方法
全国どこからでも購入できる、ビックカメラ.com。オンラインサイトを利用する場合の注文金額は、10万円(税込)です。
- 欲しい商品をカゴに入れる
- 「お支払い方法選択」画面から「ビットコイン」を選ぶ
- 注文内容を確認し「注文を確定する」ボタンをクリック
- 注文完了画面が表示
- そのまま待っていると自動的にbitFlyer社の「ビットコイン支払画面」に映る
- 決済に関する確認項目を読んだ上で「了承する」をクリック
- 「bitFlyerにログインして支払う」からログインする(※)
- 請求額を確認し「支払う」をクリック
- 支払い確認画面をもう一度確認し「支払う(取消不可)」をクリック
- 支払い完了画面が表示され、取引終了
※bitFlyer以外の取引所を使っている人は「QRコード」から手続きが可能です。
ビットコイン決済のメリット
手間がかからず便利なビットコイン決済。まずはメリットについて解説します。
ビットコイン決済メリット1:換金せずに買い物ができる
通常の仮想通貨の場合、使用したい場合は取引所などから出金し日本円に戻す必要があります。時間も手間もかかるため、今すぐ換金し買い物に使いたいといったときには、とても不便です。一方ビットコイン決済では、必要なとき、すぐに買い物が可能です。
ビットコイン決済メリット2:手数料が比較的安い
ビットコイン決済の場合、買い物をする店舗(サイト)と取引所との関係性により、基本的に手数料が発生します。「手数料がもったいない」と感じる方もいるかもしれませんが、実際には、ビットコインを換金する際にも手数料が必要です。また、比較するとビットコイン決済の手数料の方が安価であることが多いため、ひとつのメリットといえるでしょう。
ちなみにビックカメラにてビットコインを使った買い物をする場合、bitFlyerウォレットを使用するならば、手数料は0円です。ただし、bitFlyer口座以外で決済した場合、数千円単位での手数料がかかることがあるため、ご注意ください。
ビットコイン決済メリット3:世界中で利用できる
ビットコイン決済の場合、日本以外の国のオンラインショップで商品を購入する場合であっても、両替の必要がありません。本来であればクレジットカード決済を行い、所定の為替手数料を払う必要があるところ、必要となるのは仮想通貨決済手数料のみです。
まだ使えるサイトや場所自体は少ないものの、2024年11月には「マスターカード」が、香港、タイ、オーストラリアの3国のデジタル資産プラットフォームと提携。ビットコインをはじめとした仮想通貨をそれぞれの国の法定通貨に変換した上で使えるカード発行が始まっています。
今後もこういった流れは続くと考えられます。世界に視野を広げると、仮想通貨の将来性は高いといえるでしょう。
ビットコイン決済のデメリット
便利な仮想通貨・ビットコイン決済ですが、デメリットも存在しています。使用する前に必ず確認し、理解しておきましょう。
ビットコイン決済デメリット1:ビットコイン決済ができない店舗が多い
クレジットカードや「PayPay」「LINE Pay」といった支払い方法と比べると、ビットコイン決済に対応している店舗はまだまだ少数派です。利用したい店が未対応であるケースも多いでしょう。
ビットコイン決済デメリット2:法定通貨に比べ、価格変動が激しい
仮想通貨の特徴のひとつに、価格変動の激しさがあります。例えば2024年3月14日を例に挙げた場合、1日の中で1BTCが444万から470万(※およその価格)まで変動しています。1日の中で約36万円の変動があるわけですから、月単位、年単位で考えた場合、さらに変動リスクがあるといえます。
決済をする側(顧客)、決済される側(店舗)のどちらにとってもデメリットとなる点が、ビットコイン決済の普及を妨げているとも考えられます。
ビットコイン決済デメリット3:決済時の状況により所得の申告が必要
仮想通貨の売買により利益を得た場合、金額によっては確定申告が必要となります。買い物のためにビットコインを使用した場合も同様です。
購入時よりも売却時(決済時)のビットコインの価値が高くなっている場合、差額は雑所得となります。買い物の度に損益を計算することは、あまり現実的とはいえません。また給与所得者かつ仮想通貨の為替差益や他の副業所得が20万円以内の場合は、確定申告は不要ですが、住民税計算のための所得申告は必須である点に注意しましょう。
仮想通貨が使える場所は増加中!今使いたい人はビックカメラへ!
日本円と同じように使えるようになるまでには、やや時間がかかりそうな仮想通貨。電子マネーやクレジットカードと比べても、敷居が高いと感じるかもですが、ビットコインが誕生した時代と比べると、使える場所は徐々に増えています。
また本記事でも紹介しましたように、ビックカメラでは全店舗で使用可能です。また近くにビックカメラがない方も、オンラインショップで利用することができます。
仮想通貨の存在意義は、今後ますます高まることでしょう。メリット・デメリットを理解した上で、ひとつの選択肢として考えてみてください。
文・柚月朋子
フリーランスとしての経験やポイント投資からスタートした経験を活かし、年間200本以上の記事を執筆・監修。投資初心者にわかりやすい記事執筆が目標。