【2022年最新版】関西電力のボーナス・平均年収は？勝ち組ってホント？

関西電力グループの一員に属する「関西電力株式会社」。主に関西地方のインフラを支える大手企業です。「エリート」「勝ち組」などポジティブなワードが呟かれる一方「しんどい」といった声も。本記事では関西電力のボーナスや年収、新卒初任給などお金にまつわる内容をお届けします。

関西電力の年収は約821万円！

関西電力の「有価証券報告書（2024年3月・第98期）」による、2024年3月31日時点でのデータは、次の通りです。

従業員数：8,633人
平均年齢：43.0歳
平均勤続年数：20.6年
平均年間給与：8,207,912円

関西電力の平均年収は、2013年から2024年までの間に、ほぼ右肩上がりで推移しています。2020年には、過去最高の約831万円に達しました。過去5年の平均年収は801万円です。

令和2年度の国税庁民間給与実態統計調査による正規雇用の平均年収は、496 万円（男性 550 万円、女性 384 万円）ですから、関西電力の平均年収はかなり高額な部類に入るといえます。

ちなみに関西電力のボーナス支給は、年に2回（6月、12月）です。また、2020年度から、賞与の額は業績連動制に変更されています。業績連動制に踏み切った電力会社は、関西電力が初めてだそうですよ。

公式には具体的な金額の提示はありませんが、求人サイトを確認したところ「4ヶ月分」と記載されていました。あくまで一般的な金額ですが、ひとつの参考としてお考えください。

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関西電力に新卒入社した場合の初任給は？福利厚生は？

関西電力の新卒採用は「総合職」「エリア総合職」「プロフェッショナル職」に分かれていますが、初任給は職種による変動はありません。学歴ごとに決まっています。次の新卒初任給は、2024年度の実績によるものです。

大学学部卒： 216,000円　
修士了： 243,800円
高専本科卒： 190,000円

大手企業だけあり、福利厚生も充実しています。社会保険（雇用・労災・健康・厚生年金）はもちろん、医療共済等、各種保険制度あり。各地に独身寮があり、一部地域には社宅が完備されています。

特別休暇の種類も多く、結婚休暇やライフプランニング休暇、アニバーサリー休暇なども取得できます。さらに家賃補助やカフェテリアプランなどもあるため、給与額面以上にお得だと感じる社員は多いことでしょう。

カフェテリアプランでは、保養所やホテル、ベビーシッター、人間ドック、資格取得講座などさまざまなプランから、自分の好きなメニューを選ぶことができるため、かなり人気があるようです。

「関西電力が勝ち組だ、エリートだ」と言われるのには、こういったことも理由のひとつと言えます。

転勤あり・転勤なし、生涯の給与に差がある？

新卒の時点では初任給に違いはありませんが、実際に働いていくと、差が出てくるとの声が多いです。エリア総合職の場合、勤務地は関西圏に加え、愛知県、富山県、福井県の周辺に限られます。

一方総合職の場合、エリア総合職と同じ範囲に加え、長野県、岐阜県、そして海外各拠点まで範囲が広がります。必ずしも全ての人が海外で働くわけではありませんが、エリア総合職に比べて役職も多く、出世する可能性も高まります。

関西電力では中途採用も募集している？

もちろん関西電力では中途採用（キャリア採用）も行われています。募集職種はさまざまですが、再生可能エネルギーに関するものや海外プロジェクトのマネジメント業務などが目立ちます。他にも営業やデータサイエンティスト、水素事業など幅広く募集が行われていますが、基本的には希望する仕事に関するスキルは必須だと考えておいた方が良いでしょう。

また、求人自体がそれほど多くないにも関わらず、企業の知名度は高く、応募者が多いことから、難易度はかなり高めです。