【2022年最新】日本製鉄の年間ボーナスは平均237万円！去年から倍増！

私たちの生活に密接に関係している「鉄」を取り扱う日本製鉄株式会社。国内ナンバーワンかつ世界トップクラスの鉄鋼メーカーの存在です。2024年9月末には、瀬戸内製鉄所呉地区の閉鎖が発表されるなど、生産体制の見直しが続く一方、業績の持ち直しも見られます。

本記事では、日本製鉄の2024年のボーナス支給額や年収、新入社員の初任給や福利厚生など働き方にまつわるさまざまな情報を解説します。

日本製鉄の平均年収は、535万円！

日本製鉄株式会社の有価証券報告書（2024年3月・第97期）によりますと、従業員数は28,708人、平均年齢38.5歳、平均勤続年数16.5年です。

平均勤続年数に関するより詳しいデータ（厚生労働省発表/女性の活躍推進企業データベース）は、次の通りです。

グローバルグループの平均勤続年数のみ1桁であり、平均値を下げていることがわかります。日本製鉄は、海外にも多数の事業所があります。グローバルグループの場合、国内外におけるジョブローテーションが必須です。

海外事業所の例：ニューヨーク、シカゴ、ヒューストン、メキシコ、サンパウロ、ベロホリゾンテ、デュッセルドルフ、ドバイ、シドニー、北京、上海、広州、シンガポール、ジャカルタ、バンコク、ニューデリー、ホーチミン、ハノイ、ムンバイ

2024年3月期の平均年収は、5,358,608円でした。下記は、日本製鉄の過去5年間の平均年収を比較した表です。

2018〜2020年には600万円前後の年収をキープしていたものの、2024年3月期には大幅に減少、2024年3月期には少し持ち直したものの、過去5年の中では2番目に低い数字となっています。

しかし、この金額が大幅に低いかといえば、決してそうではありません。

東京商工リサーチの調査による2024年度上場企業（3213社）の平均年収は605万円、令和2年度の国税庁民間給与実態統計調査による正規雇用の平均年収は、496 万円（男性 550 万円、女性 384 万円）です。

一般的な正規雇用者の平均年収と比較した場合、日本製鉄の年収は約40万円高い金額といえます。

また連結子会社の数は378社です。日鉄ステンレス株式会社や黒崎播磨株式会社、日鉄ケミカル＆マテリアル株式会社など、そうそうたる社名が並びます。従業員数106,528人、平均臨時雇用人員17,278人といった数字からも、かなり巨大な規模の安定企業であることがわかります。

日本製鉄のボーナス支給は年2回、6月と12月です。39歳、21年勤務として計算された平均ボーナス支給額は、237万円です。2024年度は105万円でしたから、2倍以上の金額です。

日本製鉄では業績連動型にてボーナスが支給されています。製鉄事業が好調であったことがボーナス増額に繋がったと考えられます。

日本製鉄グローバル職の新卒給与は、下記のとおりです。

日本製鉄の福利厚生には、次のようなものがあります。

独身寮の平均値は月額15,000円、社宅は月額25,000円程度です。住宅手当はありませんが、寮・社宅に住むことで、かなり住居費を抑えることができるため、平均年収以上に手取りが多い感覚になることでしょう。

また出産・育児期間や家族の介護に関するサポートが手厚い点も特徴です。他になかなか類を見ない内容であることがわかります。

個人的には24時間対応の自社保育所を複数所有していること、認可外保育園の金額補助を行なっている点に驚きました。

会社としての働きやすさを見るために、まず有給休暇取得率を比較します。令和2年、厚生労働省実施の「就労条件総合調査」では、労働者全体の有給休暇取得率は、平均56.3％でした。

厚生労働省発表の「女性の活躍推進企業データベース」に記載されている日本製鉄のグループ別の有給休暇取得率は、次のとおりです。

グループにより差はあるものの、一般平均よりも高い取得率であることがわかります。ちなみに日本製鉄の年次有給休暇は20日、20日を上限として翌年に繰越も可能です。

残業時間については、2020年度は平均3.5時間（求人サイト参照）、2024年7月時点では0時間（女性の活躍推進企業データベース参照）でした。

日本製鉄の育休取得率について、男女別・グループ別にまとめました。