1962年、日本初の警備保障会社として創業したセコム。企業向けのオンラインセキュリティシステムの確立から、ホームセキュリティへ、そして国内外へと活躍の場を広げています。本記事では、そんなセコム株式会社のボーナスや平均年収、新卒初任給などお金にまつわる内容をお届けします。
SECOM(セコム)従業員の平均年収は594万円!
セコム株式会社発表の「有価証券報告書」によりますと、従業員の平均年収は、5,946,288 円です。従業員数は16,279人、平均年齢は43.5歳、平均勤続年数は 17.1 年とのデータがあります。
従業員数の内訳は、 セキュリティサービス事業 15,679 人、その他事業 17人、 全社(共通) 583人であり、ほぼ全ての人がメイン事業に携わっていることがわかります。
ちなみに「有価証券報告書」を参考にした綜合警備保障株式会社の平均年収は、579万円でした。警備会社としては、500万円を超えているのは、セコム、綜合警備保障((ALSOK)の2社のみです。
令和2年度の国税庁民間給与実態統計調査による正規雇用の平均年収は、496 万円(男性 550 万円、女性 384 万円)でした。セコムの平均年収は、男性平均よりも40万円ほど高いことがわかります。
セコムのボーナスは5ヶ月分?それでも安い?
セコムのボーナスは、基本給の5ヶ月分程度であることが多いものの、基本給が低く設定されているため「想像しているより少ない」といった口コミが目立ちました。
しかし、2024年春季労使交渉では、 5年ぶりに基本給一律の引き上げ「ベア」が実施されました。基本給は、組合員平均で月額3000円の増加となっています。
新卒の初任給は?福利厚生は?
セコムの新卒初任給は、コースにより異なります。
セキュリティ
- 【警備職】 206,000 ~262,600 円
- 【営業職・事務職】 184,900 ~269,100円
グローバル
- 222,400 ~269,100円
総合
- 212,500 ~269,100円
研究・開発
- 【研究】307,100 ~ 329,600円
- 【開発】(大卒)232,400 ~ 242,400円
- 【開発】(院卒)253,100 ~ 275,600円
設備保守・ 施工管理
- 212,500 ~238,400円
ICTエンジニア
- 222,400 ~243,100円
メディカル
- 222,400 ~254,100円
研究・開発に関しては理系であること、グローバルに関しては英語または中国語の上級レベルが必要ですが、他のコースは全学部・全学科が対象です。
また、セコムの福利厚生は次の通りです。
- 社会保険完備
- 退職金年金制度
- 財形制度
- 社員持株制度
- 社宅制度
- 社内融資制度
- 独身寮
- 直営保養所(国内4ヶ所)
- 提携保養施設
- 提携スポーツクラブ
さらにセコムでは「ワーク・ライフ・バランス」推進の方針を掲げているため、従業員の働きやすさにも力を入れています。
例えば勤続10年ごとに2週間の連続休暇が取得できる「リフレッシュ休暇」、毎年最長10日間の連続休暇が取得できる「フレックス休暇」もそのひとつです。
産休や育休はもちろんのこと、介護休業、介護のための就業時間変更・免除(短時間勤務)制度もあります。
セコムの中途採用はある?正社員は39歳まで!
セコムももちろん中途採用の募集があります。正社員は39歳まで応募が可能で「ビートエンジニア」「常駐警備員」「現金護送隊員」「監視センター管制員」の職種があります。
基本的に勤務地により月給が変わります。
例えば、同じ「現金護送隊員」の職種の場合も、東京は238,700円以上、埼玉・愛知は232,200円以上、静岡は222,000円以上、茨城波213,000円以上、そのほか地域は192,500円以上となっています。
他にも、期間限定正社員といったカテゴリもあります。
セコムは、基本的に高卒以上、普通自動車運転免許(AT限定OK)、一定の視力・色覚能力があることの条件を満たしていれば、応募することができます。全国各地に勤務地があるため、UIJターン者にとっても働きやすい環境と言えるでしょう。
セコムのボーナス・働き方などに関するよくある質問
Q.セコムの平均勤続年数は?
A.セコムの「有価証券報告書」を参考にしたところ、平均勤続年数は 17.1 年です。ちなみに綜合警備保障株式会社(ALSOK)は、17.6年です。
Q.セコムの社員数は?
A.セコムの従業員数は、2024年3月時点で16,279人です。
Q.ニトリのボーナスは何ヶ月分?
A.ニトリの平均賞与(2024年度実績)は、7.70カ月分です。ニトリのボーナスに関する詳しい記事は、下記をご参照ください。
文・柚月朋子
フリーランスとしての経験やポイント投資からスタートした経験を活かし、年間200本以上の記事を執筆・監修。投資初心者にわかりやすい記事執筆が目標。