【キャッシングの返済方法まとめ】イオン・楽天・エポスカードを比較！

「今月だけ生活費が足りない」「冠婚葬祭や飲み会が続き、残高が不足している」などのケースにおいて役立つのが、クレジットカードのキャッシングです。複数のクレジットカードをお持ちの方は、自分にとって使い勝手が良く返済しやすいカードを選びましょう。

本記事では「イオンカード」「楽天カード」「エポスカード」の3社のクレジットカードのキャッシングのサービス内容と返済方法を比較しています。

イオンカードのキャッシング

イオンカードのキャッシングの特徴は、次の3点です。

全国約15万台の提携金融機関ATMが使える
イオン銀行ATM・ゆうちょ銀行AMから返済すればリボ払いのATM手数料が無料
海外で現地通貨のキャッシングができる

下記は、イオンカードのキャッシングに関するデータです。

金利（実質年率）	7.8%〜18.0%
借入額（利用可能額範囲内）	1,000円〜300万円
返済方式	・一回払い（元利一括返済方式）・リボルビング払い（残高スライド元利均等返済方式）
返済期間	最長57ヵ月、最大57回
遅延損害金（実質年率）	20.0%
担保	不要
連帯保証人	不要

※1,000円単位で借入ができるのは、イオン銀行ATMのみです。

全国にショッピングモールやスーパーを展開中のイオン。イオンカードは、イオン発行のクレジットカードです。

全国のイオン系列店（イオン、マックスバリュ、ビック、ビブレなど）では、毎月20日、30日に5%OFFで買い物ができます。「20日、30日5%OFF♪」のメロディを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

またイオンクレジットカードで購入した、イオンシネマの映画チケットは、いつでも300円OFFに。同伴者1名も同じ料金となるため、映画台も値上がりしているこのご時世嬉しいですね。

また、利用できるコンビニが多いのも、イオンのクレジットカードのキャッシングの特徴です。

	設置されているコンビニ
イオン銀行	ミニストップ
ローソン銀行	ローソン
ゆうちょ銀行	ファミリーマート
E-net	・ファミリーマート・デイリーストアヤマザキ・ポプラ・セイコーマート・生活彩家

ただ、2024年5月時点で、セブンイレブン（セブン銀行）でのキャッシングはできません。この点は要注意です。

イオンカードのキャッシング利用方法

手数料を最小限に抑えてイオンカードでキャッシングするなら、イオン銀行の利用がおすすめです。キャッシングの手順は次の通りです。

イオン銀行ATMにカードを入れる
「イオンクレジット取引き」を選び「お借入れ」を選択
クレジットカードの暗証番号を入力
「一括払い」または「リボ払い」を選択
借入金額を入力

ATM手数料を無料にしたい場合は、イオン銀行の利用をおすすめします。

そのほかの提携ATMを利用した場合は、キャッシング金額1万円以内の場合、110円、1万円を超える場合は220円の手数料が発生します。

そのほか、イオンウォレットや暮らしのマネーサイトを使ったキャッシングも可能です。この場合は、振込先口座（同名義の口座またはカード設定口座のみ）に振り込まれます。

Q.イオンカードのキャッシングは即日振り込まれるの？

A.指定口座が「即時振込対象金融機関」であること、平日9時〜15時に手続きが完了していることの2つの条件を満たしていれば、即日振り込みが行われます。

イオンカードのキャッシング返済方法

イオンカードのキャッシング返済方法は「指定口座からの引き落とし」「ATMからの振り込み」の2種類です。

例えば、4月11日〜5月10日の間にキャッシングした場合、6月2日の引き落としとなります。請求明細書は、5月17〜20日ごろに配信されます。

イオンカードのキャッシングの注意点

キャッシングを目的にイオンカードを申し込む場合、一般的な消費者金融のように「即日融資可能」といったことは起こり得ません。申し込みから到着までには10日以上かかることが一般的です。

例えイオン系列の店の店頭で受付を行い、仮カードを発行してもらっても、仮カードではキャッシングができないため、注意してください。

楽天カードのキャッシング

楽天カードのキャッシングの特徴は、次の3点です。

コンビニ・駅・銀行など提携金融機関ATMの数が多い
ネットキャッシングの場合、「即時振込」「指定日予約振込」が選べる
海外で現地通貨のキャッシングができる

下記は、楽天カードのキャッシングに関するデータです。

金利（実質年率）	18.0%
借入額（利用可能額範囲内）	1万円〜90万円
返済方式	・一回払い（元利一括返済方式）・リボルビング払い（(残高スライド定額方式With・Outまたは最終貸付後残高スライド定額方式With・Out)）
返済期間（1回払い）	60日以内
返済期間（リボルビング払い：30万円以下）	最長3年（36回以内）
返済期間（リボルビング払い：100万円以下）	最長5年（60回以内）
遅延損害金（実質年率）	20.0%
担保	不要
連帯保証人	不要

楽天経済圏活用者にとって大きなメリットのある、楽天クレジットカード。基本的に100円につき1ポイント（還元率1.0%）が貯まります。さらに楽天グループ内のサービスを活用すればするほど還元率も高くなります。

楽天経済圏でのショッピング以外にも、大手チェーン店、コンビニなど、リアル店舗でも使える場所が増えました。個人的にはスーパー「西友」で使えるようになったことを嬉しく思っています！

また、クレジットカードでの支払いではありませんが、最近では、「自動車税を楽天Payで支払うことができる！」「楽天の期間限定ポイントが支払いに使える」と話題になっていました。楽天クレジットカードからチャージすることで、ポイントを得られることは、節税・節約の面から見ても大きなメリットといえそうです。

楽天カードのキャッシング利用方法

手数料を最小限に抑えて楽天カードでキャッシングするなら「ネットキャッシング」の利用がおすすめです。スマホまたはパソコンから、簡単にアクセスできます。

楽天カードのネットキャッシングの手順は、とてもシンプルです。

下記はパソコン画面ですが、スマホからも申し込みが可能です。

楽天カードのキャッシングでは、振り込みのタイミングを自分で選ぶことができます。例えば「今月の楽天カードのショッピングの引き落とし分が少し足りない」というときも、引き落としの前日に振り込まれるように設定すれば、利息を最小限におさえることができます。

設定した予約振り込み日の前日23時55分までなら、金額の変更・キャッシングの申し込み取り消しが可能です。ただし、振り込み後の取り消しはできませんのでご注意ください。

提携ATMを利用するキャッシングの場合は、キャッシング金額1万円以内の場合、110円、1万円を超える場合は220円の手数料が発生します。楽天銀行独自のATMはありませんので、ATMを使ったら必ずATM手数料がかかると思っておきましょう。

イオンカードでは使えなかった「セブン銀行」のATMも、楽天カードならキャッシングできます。（ATM手数料は必要です）

楽天カードのキャッシング返済方法

楽天カードのキャッシング返済方法は、一括払い・リボ払いの2種類です。一括払いを選択した上で、後日「あとからリボ払い」を申し込むこともできます。

どちらを選んでいても返済方法は「楽天カードの登録口座からの自動引き落とし」のみです。ATMを使った返済はありませんので注意してください。

引き落とし日は、利用した日の翌月27日です。

楽天カードのキャッシングの注意点

楽天カードは、年会費無料で作成することができるほか、カード作成に関する楽天ポイントキャンペーンの多いクレジットカードです。キャッシングのために楽天カードを作成するメリットはあまり感じにくいかもしれませんが、普段から楽天経済圏を活用している人であれば、いざというときのために作っておいても損はしないでしょう。

ただ、楽天カードのキャッシングには「最低金額が1万円」「ATMでの返済に対応していない」の2つの注意点があります。「5千円だけ借りたい」という人や「口座引き落としよりもATMで返済したい」という人には向いていないと言えるでしょう。

エポスカードのキャッシング

エポスカードのキャッシングの特徴は、次の4点です。

エポスATMを使うとATM手数料が無料
リボ払いの返済は、コンビニレジでもOK
申し込みから60日以内なら、振込日の指定OK
海外で現地通貨のキャッシングができる

下記は、エポスカードのキャッシングに関するデータです。

金利（実質年率）	18.0%
借入額（利用可能額範囲内）	1,000円〜50万円
返済方式	・一回払い・リボルビング払い
遅延損害金（実質年率）	20.0%
担保	不要
連帯保証人	不要

丸井グループの株式会社エポスカードが発行している「エポスカード」。VISA加盟店でのショッピングや利用に応じて、200円（税込）につき1ポイントが付与されます。「近くにマルイがないから…と、エポスカードの作成を諦めていた人も、VISA店舗で使えるわけですから、検討する価値アリです。

エポスカードのキャッシング利用方法

手数料を最小限に抑えてエポスカードでキャッシングするなら「エポスNetからの口座振込の申し込み」がおすすめです。振込手数料はエポスカードが負担してくれるため、0円です。

即時振込対応な曜日と時間は次のとおりです。

月曜日	8:00〜23:15
火曜日〜土曜日	0:30〜23:15
日曜日	4:00〜18:30

※金融機関によっては、平日9:00～14:29のみ即時振込の対象となるケースがあります（2024年5月14日時点）。

また直接ATMからキャッシングしたい場合は、エポスATMから申し込むと手数料無料で利用できます。2024年5月時点で22の都道府県に「エポスATM」が設置されているため、チェックしておきましょう。

エポスATM以外の提携ATM・CDは、キャッシング金額1万円以内の場合、110円、1万円を超える場合は220円の手数料が発生します。

エポスカードのキャッシング返済方法

エポスカードのキャッシング返済方法は、一括払い・リボ払いの2種類です。リボ払いの場合、余裕ができたら「繰上げ返済」もできます。

リボ払いは、毎月の支払額を抑えられるメリットがある一方、元金が減りにくく、長期的な利用になりやすい支払い方法です。できるだけ繰上げ返済に努めましょう。

返済方法は「口座からの引き落とし」「持参払い」の2種類です。

口座からの引き落としの場合は4日・27日のいずれかを選択できます。持参払いと聞くと、店頭での支払い一択かと思ってしまいそうですが、エポスATMやペイジー、エポスNetまたはエポスアプリにログイン後に表示されるバーコードをコンビニのレジで提示し、支払う方法などがあります。

エポスカードのキャッシングの注意点

エポスカードのキャッシングの情報サイトの中には「エポスでは、はじめてのカードキャッシングで30日間金利0円サービスが使える！お得！」といった記載があるかもしれません。

このキャンペーンは、すでに2024年9月30日に終了しています。2024年5月時点で、エポスカードでは金利0円サービスは実施されていませんのでご注意ください。

ただ、まだエポスクレジットカードを作成していない方は、現在、2000エポスポイントが受け取れるキャンペーンを実施中です。年会費無料のため、未来に備えて1枚獲得しておくのもよいかもしれません。

イオン・楽天・エポス、キャッシングはどこがおすすめ？

下記にイオンカード、楽天カード、エポスカードの3つのキャッシングデータをまとめました。

	イオン	楽天	エポス
借入金額（最大）	300万円	90万円	50万円
借入金額（最低）	1,000円	1万円	1,000円
金利（実質年率）	7.8%〜18.0%	18.0%	18.0%
自社ATM	あり	なし	あり
振込予約	公式記載なし	可能（3月以内）	可能（60日以内）