なかなかお金が貯まらないとお嘆きではありませんか？お金が貯まらない人にはいくつかの特徴があります。本記事ではその特徴と対策法を紹介しますので、思い当たる特徴があればできる部分から対策をして、お金の貯まる人への第一歩を踏み出しましょう。
特徴1：毎月の支出額と内訳を把握していない
お金が貯まらない人は、そもそも毎月いくら支出しているかを把握できていないケースがほとんどです。支出を把握していなければ、給料日に入った金額がなくなるまで使い切ってしまうため、必要経費と浪費の区別もつきにくいでしょう。
まずは、支出を固定費（家賃や住宅ローンなど毎月一定額かかる費用）と変動費（食費や光熱費など毎月変動する費用）に分け、毎月の支出内訳を大まかに把握しましょう。手軽に支出を把握する手段としては、家計簿アプリがおすすめです。
家計簿アプリには、銀行口座とクレジットカードの情報を自動で取り込めるタイプや、レシートを撮影して家計簿に取り込めるタイプがあります。クレジットカードを多く利用している場合は連携タイプ、現金での支払いが多い場合はレシート撮影タイプの家計簿アプリがおすすめです。
特徴2：セール品や限定品が好き
セール品や限定品が本当に必要なものなら問題ありません。しかし、そのほとんどは、お得感のある「浪費」になっていないでしょうか。「安いから買う」「今しか買えないから取りあえず買っておく」という習慣は浪費を助長するばかりです。
本当に長く使えるもの、愛着を持てるものを、多少高くても購入して大切に使うことを意識しましょう。それだけでも、無駄遣いを減らせます。
特徴3：毎日コンビニやスーパーで買い物をする
毎日何かしら買い物をする習慣があると、衝動買いやながら買いをしてしまう機会がそれだけ多くなります。パッケージに惹かれて購入したお菓子や新製品など、ついつい試してみたくなるのではないでしょうか。
毎日買い物をする習慣を見直し、計画的に買い物をするよう生活習慣を変えることで、無駄遣いの頻度が減り、お金が残りやすくなります。また、食費に使う1ヵ月分の予算を決めて、1週間ごとに分割管理する方法もおすすめです。
特徴4：気がつくと同じようなタイプの服が増えている
お金が貯まらない人の多くは、整理整頓ができていないために同じものを2つ・3つと買ってしまうという特徴があります。気がつくと、タンスの中に同じようなタイプや色の服が増えている人は要注意です。
洋服を新しく購入する際は、クローゼットやタンスの写真を撮影してから出かけましょう。手持ちの服をその場で確認できれば、同じような服を購入せずに済みます。また、アイテムごとに所有数を決め、新しいものを購入する場合は古いものの中から捨てる、という工夫も、無駄遣いを減らせておすすめです。
特徴5：天引預金などお金を貯める仕組みがない
お金が貯まらない人は、毎月収入がある分使い切ってしまいがちです。毎月の残金を貯金しようと考えていては、なかなかお金は貯まりません。このような場合は、毎月一定額を天引きで貯金するなど、知らないうちにお金が貯まる仕組み作りから始めましょう。
まずは毎月の支出を把握するところから始めよう
お金が貯まらない人の特徴とその対処方法を解説しました。まずは毎月の支出を把握することから始めましょう。支出額が分かれば、節約できる部分も見えてきます。できることから着手して、お金が貯まりやすい状態を作り上げてくださいね。
文・小鳥遊 藍
ファイナンシャルプランナー。金融系ライターとして保険や不動産、投資など多くの記事を執筆。
