マネー・投資

【株投資初心者向け】おすすめ銘柄の選び方&おすすめ証券会社3選

株を始めたばかりの初心者が気になるのは、おすすめ銘柄と証券会社の選び方ではないでしょうか。「株式投資の少額には意味がない」との言葉に戸惑っている人もいるかもしれませんね。本記事では、初心者の悩みを解決するため、銘柄の選び方や少額投資のおすすめ証券会社についてわかりやすく解説しています。

【投資初心者】おすすめ銘柄の選び方3選

初心者がまず直面する悩みとして、銘柄の選び方が挙げられます。せっかく投資をするならば、自分が目指す目標に沿った株を選びたいもの。自分に合った銘柄を探すためのポイントについて解説します。

1:割安株を選ぶ

そもそも、投資を成功させるためには“安く買って高く売る”が基本です。ただ、今の株価が安いのかどうかの判断は、とても難しいものです。

割安株の考え方は、大きく2点あります。ひとつは「将来、さらに成長が見込める。だから、今の株価は安い」というもの。グロース株と呼ぶこともあります。最先端技術を持っている会社、ブームが起こりそうなサービスを提供している会社などが当てはまります。

もうひとつは、「現在、企業価値が正当に評価されていない。正当に評価されれば、株価が上がる」というものです。バリュー株ともいいます。

正当な評価を受けているかどうかを判断するには、「ファンダメンタル分析指標」を参考にすると良いでしょう。ファンダメンタル分析指標とは、決算書で発表された数字を元に、会社の状況を推測する方法です。具体的にはPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)を用います。

2:低位株(ていいかぶ)を選ぶ

低位株とは、株価水準の低い銘柄を意味する言葉です。ただ、厳密な定義はありません。一般的には、1単元(100株)の購入金額が10万円未満(1株あたり1,000円未満)を低位株と呼ぶとされています。

低位株のメリットは、投資資金が少ない人も始めやすい点です。リスクを抑えつつ投資できる点や、値上がり時の上昇率にも期待できる点などもポイントです。ただ、下落の幅も大きくなる傾向があるため、注意しましょう。

3:株主優待から選ぶ

株主優待とは、企業が自社の株主に対し、お礼の意味を込めて、自社商品などの優待品を贈る制度です。任意制度ではあるものの、上場企業のうち約1,500社(2024年11月時点)が取り入れています。近年の傾向としては、長期保有制度が目立つようになりました。同じ株数でも、保有期間が長ければ、より優待品が豪華になるといった嬉しい制度です。

株主優待を世間一般に広めたのは、やはり桐谷広人さんでしょう。株主優待に興味がある人は、「定年後も安心! 桐谷さんの株主優待生活 50歳から始めてこれだけおトク」を一度読むことをおすすめします。桐谷さんおすすめの株主優待銘柄84本に目を通し、自分の気になる銘柄を見つけていくのもいいでしょう。

【ランキング】株初心者向けの証券会社

証券会社により手数料や取り扱いのラインナップは異なるものです。ここでは、具体的に株初心者向け、かつ少額取引でのおすすめ証券会社を紹介します。

1位:SBI証券

S株の名称で単元未満株を扱っているSBI証券。500円から株主になることができるため、大手企業の株を購入することも可能です。「投資額10万円以下」での検索ができるなど、少額投資から始めたい人にもぴったりです。

注文受付自体は、24時間365日行われています。ただし、市場への発注は「営業日」かつ「1日3回」のため注意が必要です。

SBI証券ユーザー

SBI証券は、最近メジャーな証券会社であり、ETFや米株も運用可能です。SBIネット銀行の口座と連携すると楽に取引ができます。ハイブリッド口座を開設すると、普通金利が0.1%になります。手数料は無料が多く余計なお金がかかりづらいことやTポイントも貯まるのもポイントです。

2位:楽天証券

楽天経済圏ユーザーに、特におすすめなのが「楽天証券」です。月々100円から投信積立ができるため、「最初から多額の投資はしたくない」といった人からも高評価です。また楽天ポイントを貯めることができる点や、手数料がリーズナブルな点もメリットといえます。

IPO(新規公開株)の取り扱いや外国株式の取り扱い国数が少ない点をデメリットと感じる声もありますが、初心者の時点ではあまり気にしなくていいでしょう。

楽天証券ユーザー

楽天ポイントでの購入が可能な点が嬉しいです!あと、証券口座を開設する際のキャンペーンの豊富さが決め手になりました。商品も豊富にあるため、自身のライフスタイルに合わせて選ぶことができます。

「購入ランキング」のようなものもあるため、どの商品も買ったらいいかわからない人も安心ですよ。

3位:LINE証券

単元未満株を「いちかぶ」を呼んでいるLINE証券。業界最低水準の現物取引手数料は注目です。LINEアプリを使っている人は、新たにインストールする手間もありません。また、LINE証券LINE PayとLINEポイントにも対応しています。「現金での投資は抵抗がある」といった人も、LINEポイントを使った投資ができるため、参入ハードルが低いでしょう。

複数の証券会社にて、運用成績の見やすさ・管理画面のユーザビリティの高さを比較した場合、LINE証券はかなり上位といえます。

LINE証券ユーザー

LINE証券は、普段使っているチャット画面から遷移できます。フォローしている企業や投資信託に動きがあった際、または動きがありそうな時に、LINEで通知してくれるため、見逃すこともありません。初心者にとっては、管理画面を見ることが難しいです。それからだんだん見ることが億劫になり、投資自体が嫌になるケースがあります。シンプルな画面で最低限の機能を備えたのがLINE証券だと思います。

おすすめの証券会社で口座を開設しよう

株を始めるにあたり、銘柄と証券会社選びはとても重要です。初心者の時点では「リスクが怖い」「投資資金が少ない」といった不安や課題があるのは、当たり前だと考えることが大事といえます。自分の投資スタイルや目標と合わせて、自分に合った証券会社や銘柄を見つけていきましょう。

文・柚月朋子

フリーランスとしての経験やポイント投資からスタートした経験を活かし、年間200本以上の記事を執筆・監修。投資初心者にわかりやすい記事執筆が目標。