副業や起業がブームですが、なかなか難しいと感じる人も多いでしょう。たしかにおおがかりな仕事はそう簡単にできるものではありません。しかし、自分の趣味や好きなことをそのまま仕事にするといった場合、意外にうまくいくかもしれません。
例えば、自分のデザインセンスや商品企画力を活かして、オリジナルグッズの販売に挑戦してみたい、と思ったことはありませんか？今回は、オリジナルグッズの製作・販売に挑戦してみたい方へ、おすすめの書籍をご紹介します。
オリジナルグッズ製作の魅力
自分のアイデアで作成するオリジナルグッズは、自分好みのデザインで制作でき、他の人と被らないプレゼントとしても使えます。メルカリやミンネなど、ハンドメイド作品のクリエイターが高品質のアイテムを制作・販売しており、しっかり稼いでいるクリエイターさんも少なくありません。
デザイン力や商品企画のアイデアには自信があるけれど、すべてハンドメイドでオリジナルグッズを制作するとかなりの手間がかかります。そこで利用したいのが、近年よく見られるオリジナルグッズ製作サイトです。作成できるグッズの種類は決まっていますが、グッズのデザインは自分で作成でき、手軽にオリジナルグッズが制作できます。
ただ、どのようなグッズを製作依頼できるかを俯瞰して確認するのは、Webの検索機能では限界があります。実際にグッズ製作を始める前には、著作権についても確認したいところです。そこで以降では、オリジナルグッズ製作の助けとなる書籍を2冊紹介します。
おすすめ書籍1：『グッズ製作ガイドBOOK ver.2』（グラフィック社編集部編）
合計149種類のオリジナルグッズ製作の問い合わせ先・最小ロット・納期・単価をまとめた、グッズ製作のバイブルです。Web検索だけではなかなか見つけられない珍しいグッズも掲載されているため、作ってみたくなるグッズがきっと見つかります。本書は、ver.1のアップデート版なので、ver.2だけ購入すれば大丈夫です。
オリジナルグッズが作成できるWebサイトは増えてきましたが、最小ロットや単価は問い合わせないとわからないものも少なくありません。本書は、欲しい情報を全て網羅しているので、グッズ製作の検討に役立ちます。
作成グッズの完成写真も数多く掲載されているため、グッズの出来上がりが想像しやすい点も、本書のおすすめポイントです。グッズの種類は、文具・おもちゃ・食べ物など、あらゆる分野を網羅。見ているだけでも楽しめます。まずは最少ロットで試作してみて、これはというグッズが完成したら、販売してみてはいかがでしょうか。
おすすめ書籍2：『クリエイターのための権利の本』（株式会社ボーンデジタル、大串肇他著）
オリジナルグッズの製作・販売を始める前に、著作権について知っておく必要があります。本書は、自身のグッズが著作権侵害を受けた場合の対応や、作成するグッズ自体が他人の著作権を侵害していないかの確認に必要な知識を網羅し、わかりやすく解説しています。
本書では、特に文章・写真・デザインなどが対象ですが、オリジナルグッズのデザインにも当てはまる話も多く、読んでおいて損はありません。著作権にまつわるトラブル発生時の対処法にも触れられており、何かあった場合の備えにもなる書籍です。
自分のアイデアをオリジナルグッズとして形にしよう
オリジナルグッズ製作に役立つ書籍を2冊紹介しました。現在では、Web上でさまざまなグッズをオリジナルで製作できる環境が整っています。オリジナルグッズがうまくヒットすれば、副業として稼げるようになるかもしれません。オリジナルグッズのアイデアがあれば、ぜひ製作・販売に挑戦してみてはいかがでしょうか？
文・藤森みすず
大手Slerにてシステムエンジニアを経験後、フリーランスのライターに。金融記事をはじめ旅行や時事ネタなど多くの記事を執筆。
