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灯油缶(ポリタンク)にも寿命がある?劣化した灯油缶や余った灯油の捨て方もチェック!

電気代高騰に悩まされた2022〜20232年冬。電気代の節約のた目に、灯油ストーブやファンヒーターが大活躍したという方も多いのではないでしょうか。すごく便利な灯油ですが、灯油を入れる容器(灯油缶/灯油ポリタンク)に寿命があることを、今冬、私は初めて知りました。

推奨の交換時期は、なんと5年!想像以上に早いです。これはショック。

本記事では、灯油ポリタンクの製造年月日の調べ方、そして劣化した灯油缶やシーズン終了後の灯油の捨て方(処分方法)について解説しています。

灯油缶(ポリタンク)の寿命は5年!

灯油缶の寿命については、ポリタンクに貼られているシールにしっかりと記載されていました。

直射日光をさけてください。短期間に劣化して強度が落ちます。かんは、普通に使っても紫外線等で徐々に劣化します。事故防止のため5年以上の使用はさけてください。

灯油ポリタンクシール

灯油缶の寿命が5年とは、なかなか厳しい事実です。我が家には6つのポリタンクがあるため、一度に買い換えるとなるとかなりの出費を覚悟しなければなりません。

灯油缶(ポリタンク)の製造年月の調べ方

灯油缶の製造年月日は、ポリタンクを見ると確認することができます。これまで全く気にしたことがありませんでした。反省。

灯油缶(ポリタンク)の製造年月日の調べ方画像/2012年6月に製造されたもの

右の12は西暦下2桁を、左の6は月を示しています。つまり、上記写真の灯油ポリタンクの製造年月は、2012年6月です。

現在2024年2月ですから、製造から10年6ヶ月が経過した状態です。インターネット上には、「20年が経過していた!」といった声もあるので、その方に比べればまだまだ半分。などと安心するのはやめて、すみやかに買い替えをおこないました。

ちなみに灯油ポリタンクの製造年月の表記は、このような形で書かれているものものあります。

こちらは、数年前に買い替えた灯油ポリタンクです。真ん中に書かれている「19」が西暦の下2桁。矢印が指している「10」が月です。2019年10月に製造されたものだとわかり、ひと安心。こちらの交換時期の目安は、2024年10月です。

店頭で購入する際も、製造年月を確認してからチェックすると良いですね。

灯油缶(ポリタンク)を紫外線から守るには?

灯油ポリタンクに対的な紫外線

灯油缶に貼られていたシールにも書かれていた通り、ポリタンクに紫外線は大敵です!コストを抑えつつ、紫外線を防止したいなら、ダイソーで販売されている「灯油ポリタンクカバー(18L用)がおすすめです。

住居の形状にもよると思いますが、できるだけ太陽の当たらない場所に置きましょう。

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劣化した灯油缶における事故って?

寿命の5年が過ぎても「見た目もあまり変わっていないし、まだまだ大丈夫でしょう?」と思っている人も多いはず。10年モノの我が家のポリタンクも、口部分に汚れはありますが、正直に言うと今すぐ交換しなきゃ!と思うほどではありません。

ただ、京都市消防局のサイトでは、期限を過ぎた灯油缶による事故として

  • 落下による破損→灯油流出
  • 転倒による破損→灯油流出

が記載されていました。また灯油缶が重いからと引きずって移動させている人の場合、底面に傷がつき劣化しやすくなっている可能性も高そうです。

古くなった灯油缶(ポリタンク)の捨て方は?

ポリタンクの捨て方は、中の灯油を使い切り、空にするところまでは同じですが、自治体によりさまざまです。

※ここではプラスチック製のポリタンクの捨て方のみ記載しています。

さまざまな自治体を調べたところ、「燃えるごみ(可燃ごみ)」または「プラスチックごみ」として捨てるケースが目立ちました。また、自治体指定ごみ袋に入らない場合は粗大ごみの扱いになります。

「一辺が50cm以上のものは粗大ごみ」など、自体体によって、ごみ捨てルールはかなり異なるため、あらかじめお住まいの自治体の公式サイトなどで確認するようにしてください。

ちなみに私の自治体は「燃えるごみ」だと思い込んでいましたが「プラスチックごみ」でした。うっかり間違うところでした、危険。

冬に使いきれなかった!古くなった灯油の捨て方は?

シーズン終了後、灯油の捨て方について悩む女性

我が家は灯油ボイラーを使用しているため、夏場でも灯油を使用します。そのため「使いきれない」「灯油が余る」といった事態は起こりません。

しかし、「灯油を使うのは冬場のストーブのみ」という家庭にとっては、残った灯油は困りものですよね。そこで、おすすめの処分方法は、灯油を購入したガソリンスタンドに持ち込むことです。

下記に、ガソリンスタンドからの余った灯油についての公式見解を引用しました。

余った灯油や古い灯油の処分については購入したSS・販売店にご相談ください。

ENEOS

灯油を捨てる場合は、廃油処理が可能な最寄りのサービスステーション等での処分が必要になります。古くなった灯油の廃棄につきましては、フルサービスのサービスステーションに処分をご依頼ください。(地域により事情が異なりますので、ご利用いただいているお近くのサービスステーションへお問い合わせください。)

コスモ石油

ENEOSとコスモ石油のみを取り上げましたが、他のガソリンスタンドも概ね同じ回答です。もし気になる人は、購入する時点で灯油が余った場合について尋ねておくと良いでしょう。

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灯油缶(ポリタンク)寿命についてよくある質問

Q. 灯油ポリ缶の耐用年数は?

A.基本的に灯油ポリ缶の耐用年数は約5年です。直射日光のあたる場所での使用などの場合は、劣化が早くなるためさらに耐用年数が短くなる可能性があります。

Q.3年前の灯油 使えますか?

A.灯油は1シーズンでの使い切りが基本です。酸化し成分が変わってしまうことで、使用する灯油ストーブやファンヒーターの故障などにつながる可能性があります。もちろん1年前の灯油もNGです!購入したガソリンスタンドなどに相談し、引き取ってもらいましょう。

文・柚月朋子

フリーランスとしての経験やポイント投資からスタートした経験を活かし、年間200本以上の記事を執筆・監修。投資初心者にわかりやすい記事執筆が目標。最近ポイ活・節約にハマり中。