アメリカの老舗スポーツ誌「スポーティングニュース(The Sporting News)」がこのたび「スポーツ史上最高のシーズントップ50」を発表。大谷翔平選手の2024年シーズンが1位となりました。
「スポーツ史上最高のシーズントップ50」の概要や、大谷翔平選手が1位に選ばれた理由について解説します。
「スポーツ史上最高のシーズントップ50」とは?
「スポーツ史上最高のシーズントップ50」は「スポーティングニュース」が設立された1896年から2024年までの125年間で、スポーツ史上最も優れたシーズンを過ごした選手50人をリスト化したものです。
その対象となる競技は、アメリカンフットボール、バスケットボール、野球、サッカー、ゴルフ、テニス、モータースポーツなど、一見すると限定的です。
しかし、いずれの競技も世界中に多くのファンがいるメジャーな競技であり、選手の中には半永久的に人々の心に残るすばらしいプレーをしてきた人が数多くいます。
それを考えると、歴史的な活躍をした選手を「スポーツ史上最高のシーズントップ50」として発表することには大きな意味があると言えます。
「スポーツ史上最高のシーズントップ50」から日本人も知る選手を紹介
ここで、「スポーツ史上最高のシーズントップ50」に選ばれた選手のうち、日本人の多くが名前を知る選手を何人か挙げます。
- ノバク・ジョコビッチ(テニス・40位)
- クリスティアーノ・ロナウド(サッカー・32位)
- マルチナ・ナブラチロワ(テニス・31位)
- ペドロ・マルティネス(野球・17位)
- ロジャー・フェデラー(テニス・16位)
- バリー・ボンズ(バスケットボール・12位)
- ベーブ・ルース(野球・11位)
- シュテフィ・グラフ(テニス・10位)
- リオネル・メッシ(サッカー・9位)
- マイケル・ジョーダン(バスケットボール・5位)
- タイガー・ウッズ(ゴルフ・4位)
- 大谷翔平(野球・1位)
ちなみに、日本人選手で「スポーツ史上最高のシーズントップ50」に入ったのは大谷選手のみ。…にもかかわらず、そうそうたる顔ぶれが並ぶ中での1位はすごいの一言につきます。
大谷翔平選手が「スポーツ史上最高のシーズントップ50」で1位となった理由とは?
ところで、大谷翔平選手が「スポーツ史上最高のシーズントップ50」で1位になった理由はいったい何でしょうか?
大谷選手はベーブルース以来となる二刀流でプレイしたにもかかわらず、1シーズン46本ものホームランを打ち、かつ、156三振を取るなど前人未到の活躍を見せました。
「スポーツ史上最高のシーズントップ50」の記事によれば、大谷選手が所属するマドン監督は大谷選手の活躍について以下のように言及しています。
“I’ve never seen anything like it”(あれほどのものは見たことがない)
そのような顕著な活躍でMBLの歴史を大きく変えたことが高く評価され、1位になったことは言うまでもないでしょう。
大谷翔平選手自身がさらにスポーツの歴史を塗り替える可能性も
今後もスポーツの歴史を塗り替える優れた選手が出てくる可能性はあります。しかし、大谷翔平選手が2024年に見せた活躍を超える選手はなかなか出てこないでしょう。
それよりも、大谷選手自身が自らの活躍でさらにスポーツの歴史を塗り替える可能性の方が高いかもしれません。2024年以降の大谷選手の活躍にぜひ期待したいところです。
文・大岩楓