あなたの会社はテレワークでしょうか?新型コロナウイルス感染拡大の影響により働き方は大きく変わりました。テレワークを推進している企業では常態化しているところも多いのではないでしょうか。
厚労省で推し進めていた働き方改革の一つでもあったテレワークが皮肉にもコロナ禍により浸透したカタチです。テレワークには必須のデスクと椅子を選ぶポイント、おすすめのデスクや椅子をいくつかご紹介します。
コロナ禍で浸透していったテレワーク(リモートワーク)
新型コロナウィルスのは企業活動にも大きな影響を及ぼしました。政府からの出勤自粛要請を踏まえ、在宅勤務の必要性が叫ばれたのです。コロナ禍に入り私たちは、出勤をできるだけ抑えてきました。
もちろんコロナ以前から、「働き方改革」の名のもとに、テレワーク推進の動きはありました。ただ、一部の業種や業態に偏っており、働き方改革はあまり進んだ状況ではありませんでした。
しかし、2020年1月ごろから流行し始めた新型コロナウィルスの影響により、一気にテレワークの波が加速したカタチです。
就労者にとって、テレワークに対応するということは、生活空間に作業環境を持ち込むことを意味します。書斎など、はじめから仕事をしやすい環境がある場合はよいのですが、そうでない場合は一から構築していなかなければなりません。
テレワークに欠かせないものは多くあります。まず必須と言えるのがパソコンやWi-Fi環境です。自宅に Wi-Fi環境 がなかった場合は四苦八苦したという方もいるでしょう。
そして、意外に忘れられがちなのが、デスクやチェアの存在です。なんでもいいと思っている方もいるかもしれませんが、そういうわけにもいきません。身体に合わないデスクやチェアは腰痛など不調をもたらします。
長時間、パソコンに向かう作業の場合、作業に適したデスクと椅子は非常に重要な存在となってくるのです。理想的な姿勢を取ることは作業効率を向上させるだけではなく、健康を維持する上でも非常に大切になのです。
気になる言葉:テレワークとリモートワーク
テレワークとリモートワークという言葉に大きな違いはありません。どちらも二つの単語からなる言葉ですが、同じように職場から離れて働くといった意味で用いられます。ただ、厚労省のテレワーク普及促進関連事業など、公のところで「テレワーク」の言葉が使われていることから、昨今は「テレワーク」の方を用いる機会が多くなっています。
テレワークに適したデスクの選び方
テレワーク(リモートワーク)の定義は、「オフィスから離れて、ICT環境を活用しながら、場所や時間に縛られない働き方」とされています。昨今では、カフェやファミリーレストランなど、至る所でパソコンやタブレットを広げて仕事をしている方を見かけますね。
そもそもテレワークは、クリエイティブ関連かIT関連のフリーランスや、外出・移動の多い営業マンが空き時間を利用し、モバイル端末を用いて作業効率を上げることで注目されてきた働き方でした。新型コロナウィルスの影響により、にわかに推奨されてきた在宅勤務はそれとは少し違ったタイプのテレワークといえます。
社会の外出自粛の流れを受けて、現在はカフェや公共の場所でおおっぴらにパソコンを開くわけにもいきません。そのため。在宅勤務のみがクローズアップされているようです。
前述したように、家の中に仕事場を一から作るには、デスクは重要な役割を果たします。リモートワークやテレワークにふさわしい、デスク選びのポイントを見ていきましょう。
デスク選びのポイント:サイズ
まず、あなたが家で仕事をしているところを、イメージしてみてください。そこはどのような部屋ですか。キッチンやリビングとは別の「書斎や作業部屋」で作業されているでしょうか。それとも、「台所のテーブルや居間のソファ」に座ってパソコンを操っているでしょうか。
前者であれば、仕事専用に使用できる部屋をお持ちでしょうから、常設式で大きめのデスクがよいでしょう。後者であれば、仕事が終わればデスクは不要なので、キャスターが付いているタイプや折り畳み式のデスクがおすすめです。
デスクの購入を検討する際には自分が仕事をするスペースがどれだけのものかを想定して、サイズを選ぶようにしてください。また使用する機材によっても、推奨するサイズは違うので下記を目安にしてください。
- デスクトップ型パソコンと大型モニターを使う場合:幅60㎝~80㎝×奥行60㎝×高さ70㎝~72㎝
- ノートパソコンだけを使用する場合:幅60㎝~80㎝×奥行50㎝×高さ70㎝~72㎝
- ノートパソコンと紙資料などを併用する場合:幅80㎝~120㎝×奥行50㎝×高さ70㎝~72㎝
デスク選びのポイント:材質
仕事用のデスクとして使用する場合、天板の素材にもこだわりたいものです。デスク天板の素材として一般に用いられているのは無垢一枚板や集成材、化粧板、メラミン化粧板などがあります。
この中で、高い耐摩耗性を持ち、硬くて丈夫な素材はメラミン化粧板です。メラミン化粧板は表面がとても硬く、天然木や集積材のように跡がつくことがありません。また、油性マーカーなどが誤って付いてしまっても、簡単に拭き取ることができるので手入れがとても楽です。
さらにメラミン化粧板は、加工が容易にできるため、デスクの天板の形を好みの形にオーダーメイドすることも可能です。加えてメラミン化粧板の色や柄は、単色からレザー調、大理石などの石目、木目など、さまざまな種類があるので、インテリアに合わせて選べます。
テレワークにおすすめのデスク一覧
ではここからは、当サイトがおすすめするリモートワークに適したデスクをご紹介しましょう。
岩附(IWATSUKI)デスクMVP-277
天板の奥行きが47.6㎝と浅いため、ノートパソコン向きと言えるでしょう。引き出しやブックシェルフが備え付けになっていて、収納機能が充実しています。デザインも秀逸で、インテリアとしてもおしゃれですね。
サンワダイレクトシンプルワークデスク100-DESKF022W
幅120㎝、奥行が60㎝と深いため、デスクトップパソコンのモニターを置いて、キーボードの脇に資料を並べて作業することが可能です。耐荷重は50kgのため、周辺機器や重い辞書や書籍を乗せられます。天板裏の補強パイプ、横揺れを防止するバックフレーム、脚先のアジャスターにより、ガタつきのないしっかりとした安定感が持ち味です。補強パイプの位置を内側に設置しているため、モニターアームやデスクライトなどのクランプ機器を取り付けるスペースを確保しました。
Bauhutte(バウヒュッテ)PCデスク昇降式 BHD-100M
簡単なレバー操作で、天板の高さを59㎝~80㎝まで昇降させることができます。ワイドな仕様で、作業スペースを十分に取っています。天板の水平調整が可能な調整ネジ、脚部のぐらつきを抑える底板、天板をしっかりと固定する背部パイプなど、安定した作業を約束する構造になっています。
テレワークに最適の椅子
在宅勤務により、同じ姿勢で長時間の作業を余儀なくされると、正しい姿勢を維持してくれる椅子の存在はかなり大きくなってきます。適正な姿勢が保たれないと集中力が持続しませんし、腰痛や肩こり、頭痛の原因にもなり、健康を損なうことにもなりかねません。
リモートワークやテレワークに最適な椅子をいくつかご紹介しましょう。
DEVAISE パソコンチェア ORABGY603WH
ハイバック背もたれは約87㎝あり、頭から腰までをしっかりと支え、全身を受け止めてくれます。ヘッドレストは角度を90℃変えられるため、体格に合わせて調整できます。また、体重を後ろにかけると背もたれが倒れるので、作業に疲れたらチェアに身体を預けてリラックスできます。
SIHOO 人間工学オフィスチェア
サポートクッションが人間工学に基づいて設計されており、S字型の形状が脊椎の形とマッチするため、脊椎にかかる圧力を軽減してくれます。チェアがアーク形状になっているので、快適な座り心地が得られます。またヘッドレストが45℃回転し、脊椎に優しい設計になっています。チェアの材質には、上質なメッシュが使用されており、耐摩耗性に優れ、通気性が高く、防水機能を有しています。
G-Air オフィスチェア
背もたれと座面には、競技用メッシュが使用されており、長時間座っていても湿気がこもらず、快適に作業が続けられます。 背もたれ部分は身体が沈み込み過ぎないように、適度に反発性のある二重メッシュを採用。また座面部には、身体の重要に柔軟に対応するように、弾力性と伸縮性のあるメッシュを合わせて採用しています。
背もたれは背中のラインに沿うように、S字型に成型されており、肩から背中、腰にかけて負荷を軽減、長時間に及ぶデスクワークでも、正しい姿勢を保ちます。さらに、座ったままでもスムーズに移動が可能なモーションキャスターや、着脱可能な肘置きなど、使い勝手のよい工夫が凝らされています。これほど高機能であるにもかかわらず、リーズナブルなお値段のため、テレワーク初心者には人気の商品となっています。
テレワークではデスクや椅子にこだわり、理想の作業環境を
リモートワークを遂行する上では欠かせない、おすすめのデスクと椅子についてご紹介しました。生活空間に作業環境を一から構築するには、手間もコストもそれなりにかかります。どんなデスクや椅子が最適であるかは、仕事をするスペースや仕事の仕方によっても異なります。
新型コロナウィルスの感染拡大は、いつ終息するか誰にも予想はつきません。コロナ前のような仕事の仕方にはもう戻れないとの声もささやかれています。リモートワークやテレワークも、皮肉なことではありますが、今回のコロナ禍をきっかけとして、徐々に定着していくものと思われます。そうであれば、このリモートワークへの移行の動きを好機と捉え、ご自身が働きやすい環境づくりに目を向けてみてはいかがでしょう。
文・MONEYscience編集部