今や仕事は職場で行うだけとは限りません。「働き方改革関連法」の施行や新型コロナウィルス感染症関連の流れででリモートワークも一気に広がりました。2024年現在、今までになかったさまざまな働き方があります。この記事では新しい働き方を6つご紹介していきます。
1.リモートワーク(テレワーク、在宅勤務)
テレワーク・リモートワークはオフィスから離れた場所で仕事をすること。在宅勤務は自宅で仕事をすること。厳密には少し意味が違うかもしれませんが、ほぼ同じことを言います。
いずれも通勤時間がなくなることで、時間を有効に使えます。特に子育てなどをしている場合はお子さんから離れなくていいというメリットがあります。
ただ、仕事とプライベートの境界があいまいといったデメリットもあるようです。
2.パラレルワーク
「二足のわらじ」状態で複数の本業がある働き方です。企業をかけ持ちするだけでなく、業務委託や在宅ワーク・起業・アルバイト・NPOでの活動など働き方は多岐にわたります。
パラレルワークでは、スキルや知識を多方面に活かして収入に繋げられます。また、人脈が広がりやすい点や勤める企業に万一のことがあった場合に生活に与える影響が比較的少ない点も魅力です。
3.社内ベンチャー
独立したベンチャー企業のような組織を企業内に設ける働き方です。社員が独立してビジネスを立ち上げる形式のため、他部門の社員の協力や既存事業とのシナジー効果の見極め、起業に携わるメンバーのモチベーション維持などが重要です。
社内の経営資源を活用してスピーディに革新的な新事業の展開に挑戦できるほか、自分の意見をもとにボトムアップ型で新規事業が創出できます。マルチプレイヤーとして学びや気付きも得られるでしょう。
4.社内副業
社内のある組織に所属している人が、別の部署やチームの業務を行うことです。
社員は本業以外の仕事も担うため負荷や日程調整の負担が大きくなるものの、さまざまな業務に対応するなかで広い知見やスキルが身につくメリットがあります。
組織を横断的に見ることや課題の発見、業務改善に活かせるなど、職場を働きやすくしたり自分のキャリアアップに繋げたりできます。
5.ギグエコノミー
ギグとは、ライブハウスなどでソロプレイヤーがゲストで招かれて単発でセッションを行うことです。
ギグエコノミーでは、個人のスキルをインターネット上のプラットフォームに登録し、利用者と直接取引を行います。自分の価値に相当した報酬でフレキシブルな働き方ができます。
Uber(ライドシェア)、Airbnb(宿泊施設・民泊の仲介)、TaskRabbit(作業代行人派遣)が代表的なギグエコノミーの企業です。
6.ワーケーション
リゾート地などで働く働き方です。休暇や余暇を楽しみながら仕事をしたり、オフィスのチーム全体で想像力を高めるためにチームごとワーケーションを取り入れたりする場合もあります。
旅行は休みの時に出かけてあっという間に家に帰らなければなりません。しかしワーケーションであれば、自宅ではない旅行先自体が職場なので比較的ゆったり過ごせます。非日常を体感しストレスを緩和しながら働くことで生産性の向上が期待できるでしょう。
自分にあった働き方をみつけよう
さまざまな働き方が生まれてきました。またどれほど大きな組織に属していても、定年まで働けるかはわかりません。終身雇用自体が崩壊しつつある今、働き方の選択肢は多い方がいいでしょう。自身のキャリアアップに繋げるためにも自分に合った働き方をみつけていくことが大切です。
文・MONEYscience編集部